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クラスメイトにお尻を触られ涙が止まらなかった 子どもの頃のショッキングな出来事を描いた漫画に注目が集まる(1/2 ページ)

先生の「謝ってるから許してあげられる?」、友だちの「ただの遊びなのに」などの発言で、空気が読めない自分が悪いと思うように……。

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 ふざけてやったつもりでも、相手の心や尊厳を深く傷つけることがある――そんな出来事に約20年前に遭遇した体験を描いた漫画がTwitterで大きな反響を呼んでいます。

ショックのあまり、呆然……
漫画「クラスメイトにお尻を触られた話」

 作者のまみ(@aimika_mama)さんが小学生3年生のころのこと。友だちとおしゃべりしているときに、男の子からスカートをめくられ、お尻を触られました。

友だちとおしゃべりしていた楽しい時間が一転……
ショックが強く、涙が止まりません

 「やったー」とはしゃぐ男の子たち。まみさんは泣きだし、友だちは先生を呼びます。

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先生や友だちは「大したことではない」「泣き続けるほうが問題」と思っているかのようです

 男の子は謝り、「謝ってるから許してあげられる?」と先生は尋ねますが、まみさんは涙が止まりません。「あーあーだめだなこりゃ」とあきれたように言う先生。友だちも「泣くほどのこと?」「ただの遊びなのに」など、空気が読めないまみさんが悪いというような口調でした。

現在、「ずっと泣いてることで男の子も自分がやったことの重大さが理解できたのではないか」と思うまみさん

 恐怖や不快感、悲しさなどいろんな感情を抑えられずパニックになっていたまみさん。「許してあげる」と言えばその場が収まることはわかっていましたが、声が出せません。

 最初は「みんなもやってたのに!! なんでオレだけ怒られんだよ」と不満げだった男の子ですが、ついに泣きだします。男の子が泣きながら何度も謝ってきたことで、まみさんもやっと「もういいよ」と声を出すことができました。

 まみさんによると、当時は女の子のおしりを触ることが男の子の間ではやっていたのだそうです。毎日誰かが触られていましたが、泣いたのはまみさんが初めて。その出来事以来、おしりを触る遊びはなくなったとのこと。まみさんが空気に合わせてすぐ謝罪を受け入れていたら、そのような行為は続いていたかもしれません。

自分の空気の読めなさが悪いと思っていたまみさんですが、性被害の話を耳にするようになり、自分の感情は間違ってはいなかったと考えるように

 漫画には子どもの頃に体を触られた、驚きで声が出なかったという経験が男女ともに多数寄せられていました。プライベートゾーン(水着で隠れる部分と口)に触るのは「相手の尊厳を傷つけること」だとして性教育の必要性をうったえるコメントも。また、「謝られたら許すべき」というような先生の言動については「根本的な解決にならない」との声もありました。

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 6歳と3歳の娘を育てるまみさん。育児についてのイラストや漫画をTwitterに投稿しています。

頑張ったんじゃない。おいしいから完食できた!

作品提供:まみ(@aimika_mama)さん

(谷町邦子 FacebookTwitter

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