Yahoo!ニュースコメント欄の健全化対策を強化　違反コメント数などによってコメント欄を非表示に

　ヤフーは10月19日、「Yahoo!ニュース」コメント欄の健全化に向けた取り組みの強化を発表しました。投稿停止措置の厳格化や、記事単位でコメント欄を自動的に非表示にするなどの対応を行います。

　同社では2020年7月から、AIによって違反と判定されたコメントを複数回投稿しているユーザーに対して注意喚起のメッセージを表示しています。今回はこのメッセージの表現を強め、「コメントの投稿ができなくなる可能性がある」と警告する内容を表示します。違反コメントを複数回投稿したユーザーへの「投稿停止措置」の対象を拡大し、悪質ユーザーへの措置を厳格化します。

　また同日から、一定以上の投稿数のある記事のコメント欄で、AIが判定した違反コメント数などの基準によってコメント欄を自動的に非表示にする措置も導入。今後は実施した非表示対応を検証して、適切に行われているか適宜確認するとしています。

　あわせて、第49回衆議院選挙の選挙運動期間中（2021年10月19日～10月31日）は、政治カテゴリの全記事で、コメント投稿時に「当選をさせない目的での候補者に関する虚偽の事実の投稿、また、名誉毀損や侮辱等に当たる投稿は、法令に違反する場合があり刑事罰の対象ともなります」とする特別な注意メッセージを掲出します。