アヲハタ、ジャムやホイップなど2022年2月出荷分より値上げ

　アヲハタは2022年2月1日出荷分から家庭用ジャム及びホイップ・スプレッド類を値上げする。ジャム類の果実原料の高騰、ホイップ・スプレッド類の主原料である食用油価格の高騰が主な理由。

　果実原料の価格は、世界的な天候不順と需要増加に加え、物流などのエネルギーコストの上昇などにより高騰。また、2020年後半より食用油の原料である穀物の国際価格も、主産地の天候不順による減産に加え、こちらも世界的な需要拡大により急激に上昇している。アヲハタはこうした要因を踏まえ、原料価格は今後もさらに高騰していくとの見解を示している。

　対象商品は「アヲハタ 55」シリーズ、「アヲハタ まるごと果実」シリーズ、「ランプジャム」シリーズ、「ヴェルデ　ホイップ」シリーズ、「ヴェルデ　トーストスプレッド」シリーズの5つ。ジャム類の一部商品は価格を据え置く。

　「生産合理化と経費節減という企業努力だけでは価格の維持は難しく、安定した商品供給のためには、価格改定を実施せざるを得ないと判断した」とコメントしている。アヲハタジャムの価格改定は2013年以来、9年ぶりとなる。