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“存在しなかった場所”に迷い込んだ少年 敷地から出られない「謎の団地」と「通りがかった駐在さん」を巡る体験談漫画(1/7 ページ)

こういった体験は、たいていの場合「ステキで不思議な思い出」として語られるのですが……。

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 「いつも通る道を歩いていたはずなのに、知らない場所を見つけていた、迷い込んでいた」……人々の語る奇妙な体験談のうち「二度と行けなかった、不思議な場所にまつわる話」には、なぜかこのような共通項が見られます。

 今回ご紹介する作品において、その「不思議な場所」は大変に恐ろしい体験だったようで……作者さんの知り合いが、子どもの頃に遭ったという体験談が描かれています。作者は漫画家の桜田洋(@sakurada_you)さんです。

 桜田さんの知り合いが、小学生の頃に体験したというお話。当時転校したばかりの彼はまだ一緒に帰る友人がいなかったのか、慣れない土地をひとり下校していたそうです。

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 ある日のこと、ふと「側溝を辿り歩いたらどこへ着くのだろう」と思い立ち、ひたすら歩き続けてみたのだといいます。

 歩き続けることしばらくして、ふと彼が顔を上げると、そこには見たこともない大きな団地がありました。不穏な感情を抱いた彼は「帰らないと」と思い、ほうぼうに歩いてみるのですが……どうやっても団地の敷地から出られなかったそうです。

 そうしているうちに日も暮れてきて、彼は本格的に焦りを感じ始め……ふと「山を登ってここへ来たのだから、海の見える方向があるはず」と思い立ち、団地の敷地内を走り回ります。

 やがて彼の思った通り「海の見える場所」に出ましたが、そこは直角にそびえ立つ崖の上。落ちれば間違いなく死んでしまう高さを見て、途方に暮れていたところ、彼の耳に思わぬ救いの声……「駐在の山田さん」の声が聞こえてきたのでした……。

 この後、山田さんのおかげで「出られなかった団地」からの脱出に成功する彼でしたが、お話は思わぬ展開を見せます。気になる続きと結末は、漫画を読み進めてお確かめください。

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 今回紹介した漫画では迷い込んだ先は恐ろしいところでしたが、一方で優しい場所へと迷い込む例もあるようです。漫画家のさくらももこさんは、漫画『ちびまる子ちゃん』にて「私には“小さな頃、確かにそこで遊んだはずが、二度と行けなかった場所”の思い出がいくつもある。原因は色々考えられるが、ひょっとしたら子どもだけが行ける、秘密の遊び場があるのかもしれない」と触れていました。

作品提供:桜田洋(sakurada_you)さん

たけしな竜美(@t23_tksn

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