10歳娘のピアノ発表会は演奏1分、拘束6時間…… 「親の苦労」を描いた漫画に共感の声(1/2 ページ)
ドタバタだけど、忘れられない1日に。
子どものピアノの発表会には、想像もしなかった親の苦労がある……壮絶な1日を描いた漫画がInstagramに投稿されています。
漫画を描いたのは、長女タマ子ちゃんと次女キミ子ちゃん姉妹を育てるナナイロペリカン(nanairopelican)さん。これは2019年6月、当時10歳だったタマ子ちゃんのピアノ発表会の日のエピソードです。
発表会では、ドレスを着て髪をきれいにセットして演奏するのが一般的。ママが支度を促しますが、直前まで練習に励むタマ子ちゃんは「自分でやるからいい」としかめっ面です。次女のキミ子ちゃんの方がノリノリで、おめかしするお姉ちゃんを見ては「キミ子も~!」とおねだりが止まりません。結局2人分の準備で、朝からバッタバタです。
やっとの思いで会場に着くと、リハーサルまで30分の待機時間がありました。その間にご飯を買っておこうと、ママはキミ子ちゃんをパパに預けてコンビニへ向かいます。
ところが、パパから不穏なLINEが届きました。どうやらおなかを壊してしまったようで、トイレにこもりきりになっているようです。「早く来てほしい」「キミ子が野放し」「早く来てほしい」……立て続けに送られてくるSOSに、ママは「何でこんな時にィ……!」と頭が真っ白になってしまうのでした。
そんなハプニングがありながらも、なんとか無事にタマ子ちゃんの演奏が終わりました。美しいドレスを身にまとい、頑張って練習した「メヌエット ト短調」を披露したタマ子ちゃんを、あたたかく見守るパパとママ。その演奏時間は……わずか1分! 娘の晴れ舞台の1分のために、11時に会場入りして17時に全ての人が弾き終えるまで、6時間も拘束時間がありました。
げっそりと会場を後にしたナナイロペリカンさん一家は、元気をチャージするために回転ずしへ。発表会の緊張と1日がかりの疲れから解放されて食べるおすしは、きっといつもよりずっとおいしく感じられたんでしょうね。
この漫画には「常にこんな感じなのでめっちゃ分かります…大きくなって出番が増えると、髪形キープやドレスぐちゃぐちゃにならないように必死になる親…」「数分のために費やすパワーが本当にやばい!」「時間、体力、気力、お金。あの1分に費やしてた(笑)」など、同じように子どもの習い事の発表会で大変な思いをしてきたパパ・ママからの共感のコメントが次々に寄せられています。
たった数分でも、子どもの大切な時間のために時間や気力を費やしているパパとママ。苦労のぶんだけ、忘れられない家族の思い出になるのかもしれませんね。
ナナイロペリカンさんの育児漫画は、InstagramやTwitter、ブログ「たまご絵日記」で読むことができます。
画像提供:ナナイロペリカン(nanairopelican)さん
出典:ライブドアブログ
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