ドッグレースで骨折し殺処分寸前だったグレーハウンド 子犬のように甘えん坊になった姿に涙がでる(1/2 ページ)
走る以外の喜びを見つけた元レース犬。
ドッグレースで走ることしか知らなかったグレーハウンドが、今やただの甘えん坊と化して幸せに暮らしている姿の動画がYouTubeに公開されています。
オーストラリアで動物愛護家として活動するキンバリー・オクスレイさんと暮らしている、グレーハウンド「ブルー」。キンバリーさんの家に迎え入れられる前はドッグレースの競走犬として飼育されていました。
2012年に生まれたブルーは赤ちゃんのときから競走犬として育てられ、ドッグレースで早く走るためだけに日々トレーニングをする毎日だったとのこと。ところがある日、ブルーはレース中のアクシデントが原因で足を骨折してしまいました。
ブルーは動物病院で治療を受けるも、獣医は「今後レースで走れるかどうかは五分五分の確率だ」と話していたそうです。結局ブルーの骨折箇所は完全に元の状態に治癒せず、事故後競走犬としてレースの場に立つことができなくなってしまいました。
ブルーを保有していたオーナーメンバーは、新しい飼い主がすぐに見つからなければブルーを動物病院へ連れて行き殺処分する予定でいたそうです。
ところがキンバリーさんの姉妹がオーナーメンバーの1人と知り合いだったことがきっかけで、彼女はブルーのことを知り、すぐにブルーを引き取ることにしたのでした。
キンバリーさんの家族として第二の人(犬)生を送ることにブルー。それまで走ることしか知らず、普通の犬のように散歩やソファーでのくつろぎも経験がなかったため、はじめは緊張の連続だったそうです。
そして、今……。ブルーはベッドの上でキンバリーさんの気を引こうとヘソ天で悩殺ポーズを決めたり、公園でのびのび走りまわったりと、すっかり甘えん坊でやんちゃなワンコに! とても幸せな日々を過ごしているのが動画から分かります。
以前ドッグレースでストイックに走っていた犬とは思えないほど、甘えん坊と化したブルー。現在の彼をとらえた動画は、見る人の心をあたたかくしてくれることでしょう。
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