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病気で学校に行けなかった中学生が漫画家になるまで 「起立性調節障害」の実体験をつづったエッセイ漫画(1/2 ページ)

闘病や目標を実現するまでが描かれています。

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 「朝どうしても起きられない」「気持ち悪くて動けず遅刻する」……起立性調節障害のため、中学校に行けなかった経験を描いたエッセイ漫画『学校に行けなかった中学生が漫画家になるまで』がこのほど発売されました。


記憶がなくなることも……

 作者の月本千景さんが、10代の10人に1人が発症する起立性調節障害を患った経験を描いた漫画。noteに連載した内容を加筆・修正して書籍化しています。

 勉強も運動も苦もなく、友達との関係にも悩みのなかった月本さん。しかし小学校6年生になったころ、病気の兆候が起きるようになります。

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小学校のときに現れた起立性調節障害の兆候

 授業の内容が耳に入ってこなくなり、時に記憶がなくなり、コミュニケーション能力が低下。中学に入ると、めまいや吐き気がひどく、遅刻や早退が頻繁になり、やがてほぼベッドの上で過ごすように……。


人間関係にも影響が

 作中では起立性調節障害と闘病し、回復しても「誰もが経験する学校生活を知らない」ことに悩み、うつ病になり――そんな苦しみの中で、月本さんが漫画家という目標へ向かっていく道のりをつづっています。

 病気のつらさだけでなく、正体不明だった病気への不安、周囲と距離ができてしまう苦しさなどが克明に描かれた作品。その中でも前へ進み、乗り越えていく月本さんの姿に勇気をもらえます。


『学校に行けなかった中学生が漫画家になるまで』

(C)月本千景

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