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「母さんは恥ずかしい人じゃないよ」 女手ひとつで育ててくれた母が抱える“負い目” 口下手な息子の成長と本音を描く漫画に感動(1/6 ページ)

ひとり親で子どもを育てるのは、本当に大変です。

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 女手ひとつで育ててくれた母に息子が贈る「ずっと伝えたかった言葉」――。温かい筆致で描かれた家族の話が感動を呼んでいます。作者はTwitterユーザーのgii(@ggzbot)さん。

 生まれた時からシングルマザーの元で育ってきた渉(わたる)。母親に似て口下手な彼は、中学校を卒業する日、ずっと抱えていた気持ちを言葉にしようと決心します。それは母が時たま見せる「負い目」について。


母しかいないことで息子に苦労を負わせているという思いが母にはあるようです

 漫画は渉の回想を通じて、過去から現在に向かう形で進行します。

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 疲れた母を見たクラスメイトから「陰気臭い」と言われ、何も言い返すことができなかった渉は、小学生ながらも悔しさと情けなさを感じました。自分のための時間もないほど忙しく働いて、いつも息子に優しい母は、悪く言われるような人ではない。そう思っていても、母に似て口下手な渉は、気持ちを言葉にできなかったのです。

 渉が初めて「父親」の存在を意識したのは、子どもができる仕組みを学ぶ性教育の授業でした。自分の「父親」はどんな人なのだろう? 無邪気に期待する息子に、母は悲しそうに過去を語ります。父は子どもができたと分かった母を放って逃げるような男だったのだと……。


明るいだけが家族ではないと知った渉は、複雑な感情を中学生ながらに抱きます

 やがて中学校に上がった渉は、初恋の相手と距離を縮める中で、彼女の父親と出会います。どのような事情かは分からないけれど、昼間からお酒を飲んでばかりで、帰ってきた娘に「おかえり」も言わない男。それは自分が母親から教えられた“家族”の明るい姿とは全く違っていました。

 かつて気持ちをうまく言葉にできなかった少年は、さまざまな経験を経て、自分なりの答えを紡いでいきます。そして現在、「私じゃ恥ずかしいでしょ…?」と言って息子の恋人から隠れようとする母に、ようやく正直な気持ちを伝える渉――。感動のラストシーンは漫画でご覧ください。


負い目を持ち続けた母に渉が告げる言葉とは……

作品提供:gii(@ggzbot)さん

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