観客動員数800万超の「DRUM TAO」、大麻所持で逮捕のメンバーを懲戒解雇　“体調不良”の当初発表で「皆様を欺くことに」

　世界的人気を誇る和太鼓演奏グループ「DRUM TAO」が12月24日に公式サイトを更新。大麻取締法違反で逮捕された同グループメンバーの山口泰明容疑者を懲戒解雇処分にすると発表しました。

　一部メディアは同日、山口容疑者が15日に福岡市内で現行犯逮捕されていたと報道。乾燥大麻を所持していたといい、取り調べに対して容疑を認めているとのことです。

　メンバー逮捕のニュースを受けて、「DRUM TAO」の所属事務所はグループ公式サイトを通じて声明文を掲載。弁護士を通じて大麻所持の事実を確認しており、「山口氏を懲戒解雇処分とすることを決定」「この決定につきましては、弁護人を通じて速やかに山口氏に通知される予定」だとしています。

　続けて「コンプライアンス体制が不十分であった」ため、こうした事態を招いたと関係者やファンに謝罪するととともに、2度と同じような事件を起こさないように体制の再検討と整備を実施すると宣言。12月19日に公式ファンクラブを通じて、山口容疑者が体調不良で舞台出演を当面見合わせると発表していたことについても、「結果的に皆様を欺くことになってしまいました」とおわびする一方、「逮捕されたとの第一報だけでは詳しい事実関係も明確ではなく、弊社としての対応を 決めることが出来ない」との理由からこのような対応を取らざるを得なかったと説明しています。

　「DRUM TAO」は「世界観客動員数800万人超」をうたう人気グループ。2018年にフランス・パリで行われた「ジャポニスム2018」や、ロシア・モスクワの「ロシアにおける日本年」開会式にて演奏した実績を持つ他、「第6回観光庁長官表彰」「地方自治法施行70周年記念総務大臣表彰」といった賞も受賞。現在はツアー「DRUM TAO 2021 FINAL 『光』」の公演中でした。