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除雪機の使用に注意 締め切った屋内での使用で一酸化炭素中毒で死亡する事故も

新型コロナウイルス感染症の影響で除雪作業の担い手が不足し、高齢者や作業に慣れていない人が作業する地域も。気を付けてください。

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 経済産業省や消費者庁は、2020年から21年にかけての冬期に、豪雪や大寒波の影響などで除雪機による死亡・重傷事故が直近の10年間で最も多かったとして除雪機の取り扱い上の注意を守り、安全機能の無効化を辞めるよう使用者に呼び掛けている。


被害者の年齢区分としては主に豪雪地帯で、高齢者による事故が多い(画像は経済産業省より)

 2020年度の除雪機による死亡事故件数は7件、重傷事故件数は5件発生している。今冬も、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で除雪作業の担い手が不足し、高齢者や作業に慣れていない人が作業する地域も多いとみている。

 除雪機を使用する際は、走行中に転倒したり挟まれたりしないようすること、周囲の壁や障害物に十分注意したり、デッドマンクラッチ機構と呼ばれる安全機能を正しく使用することが重要だ。また、雪詰まりを取り除こうとしてエンジンを止めることなく手を出すことも危険だ。必ずエンジンを切り、エンジンや回転部の停止を確認してから行うだけでなく、直接手で行わず、雪かき棒を使用するといった注意が必要だ。

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使用者が操作ハンドル(クラッチレバー)から手を離すと、自動的に回転部及び走行が停止する安全機能(デッドマンクラッチ機構/画像は経済産業省より)

 ほかにも物置で除雪機を使用中に一酸化炭素中毒で死亡する事故も発生している。除雪機の排気には一酸化炭素が多く含まれているため、屋内で作動させることは大変危険だという認識をもつよう注意喚起している。


除雪機安全協議会「歩行型除雪機の安全啓発チラシ」より

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