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親友のカマキリと遊ぶ漫画がカオスの極み 冬だというのに海へ繰り出す元気な1匹と1人の友情物語(1/2 ページ)

なぜ冬の海で? と思ったら……。

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 「おれはかまきり おう なつだぜ」と、年の瀬に親友のカマキリが遊びに誘ってくる漫画が不条理でおかしいです。漫画家の時田(@tokitadesu)さんが、工藤直子さんの詩「おれはかまきり」をイメージして描いた、不可解な夢のような一編。

「おう なつだぜ」「年末だよ」――1コマ目でもうおかしい

 元気がなく部屋にこもる主人公を思いやり、ナンパをしようと海へ連れ出すカマキリ。そんな誘いを冬にするあたりは少々ズレていますが、友だち思いのいいやつです。主人公の好みも熟知しており、ぴったりな女の子を探しに行ってくれました。

 その一方、主人公は待っている間、モフモフした謎の生物を助けることに。何かの役に立てたことで、あらためて“生”を実感できました。これも世話を焼いてくれた親友のおかげ――。

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 ――ところが、当のカマキリには重大な異変が。海に浸かった彼の尻から、水生生物のハリガネムシがにゅるにゅると飛び出していたのです。幼い間は昆虫に寄生して過ごし、成長すると宿主の脳をいじって水に飛び込ませ、自身は本来のすみかへ脱出するすごいやつ。

 自分の尻から出てきた「ハリガネムシさとこ」を名乗る“それ”に、カマキリはどういうわけか一目ぼれ。意味不明な経緯で親友に恋人ができてしまいましたが、主人公は動揺するでも嫉妬するでもなく、穏やかな様子です。その後も2匹と1人は、「あたしの友だち紹介しましょうか」「サナダムシさんにはちょっと会ってみたい」などと、シュールな会話をとめどなく続けるのでした。

 脈絡がないようでいて、ハリガネムシの習性でカマキリが導かれるなど理にかなった(?)部分もあり、味わい深いこの漫画。Twitterでは「情報量が多い」「クセになる」「カオスで好き」「親友が死ななくてよかった」などと好評で、かつて小学校の教科書で読んだ、「かまきりりゅうじ」の詩を懐かしむ人もみられます。

作品提供:時田(@tokitadesu)さん

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