ニュース

一見すると笑顔の女性、よくみると…… いじめ・自殺防止を訴えるポスターのメッセージが心に刺さると話題(1/2 ページ)

私たちはどこまで気づけているのでしょうか。

advertisement

 SNSに投稿された子どもたちのSOSを見逃さないよう呼びかけるいじめ・自殺防止ポスターの写真が心に刺さると話題です。

 ポスターに描かれているのは、一見すると笑顔の女の子。しかし、よく見ると、ひどい暴言と「たすけてたすけてたすけてたすけて」「どうして誰も気づいてくれないのくるしい」「死にたい」などの言葉が彼女の体におびただしく書かれています。そして女の子の上には、「今、いじめられています。だれか助けてください」という小さな訴えが。

 ポスターには、「遠くからじゃ分からない。あなたは気づけていますか?」「もっとよく見て」というメッセージが書かれています。

advertisement

 Twitterユーザーの味ぽんさん(@ajiponteacher)が投稿したこの写真には、18万件に近いいいねが押され、「胸に迫るポスターですよね…」「SOSに気づいてあげたいし、打ち明けさせてあげることのできる機会をつくってあげたい」などと反響を呼びました。

 この写真は、NPO法人「再チャレンジ東京」が2014年度から実施している「いじめ・自殺防止コンクール」(審査委員長は“夜回り先生”として有名な水谷修さん)で2020年度の最優秀賞に選ばれた作品の1つです。反響について同法人に聞いたところ、「大勢の方に見ていただけるので、大変うれしくおもっています」とコメントしました。

 同コンクールでは、ほかにもいじめ・自殺防止を訴えるポスターが受賞しています。同法人によると、これらのポスターは、東京都や埼玉県、愛知県など約7000を超える学校に貼り出されているもようです。

 文部科学省の調査によると、2020年度における小・中・高等学校および特別支援学校におけるいじめの認知件数は51万7163件。厚生労働省と警察庁の調査では2020年中における学生・生徒などの自殺者数は1039人です。同法人では「国家の一大事」として、根本的な解決を図るために学校へ出向いて道徳特別授業などを行っています。

画像提供:味ぽんさん(@ajiponteacher)、NPO法人「再チャレンジ東京」

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  3. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
  4. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  5. 「巨大なマジンガーZがお出迎え」 “5階建て15億円”のニコラスケイジの新居 “31歳年下の日本人妻”が世界初公開
  6. 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  7. 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
  8. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  10. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開【大谷翔平激動の2024年 「妻の登場」話題呼ぶ】