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「弊社への志望動機を」「卒業研究の内容は」―― 就職面接の緊張感あふれるやりとりが一転、急に斜め上へすっ飛ぶ漫画がシュール(1/2 ページ)

魔術よりもむしろ話術がすごい。

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 「弊社への志望動機をお聞かせください」「御社の企業理念に感銘を」――。ある就職面接を描く漫画がシュールでおかしいです。序盤こそ型にはまっていて、就活に少し役立ちそうな内容なのですが……?

テンプレめいた会話がまさかの方向へ

 学生の言うテンプレ的な回答を、聞き慣れたといった様子で冷静に分析する面接官。学生が「技術を外部に頼りすぎず自社部門に投資をしている姿を感じ~」と、具体的な話を始めたところで、少々突っ込んだ質問をぶつけます。「人文学部卒で総合職希望ですよね? 技術部門にもご興味をお持ちですか?」と。

 これは面接官が仕掛けた、少し意地悪な試練。学生は「興味がある」と答えれば、合格しても希望に添わない部署に配属されかねないですし、「ない」と言えば事業の軽視となり、心証を悪くしかねません。面接官は、誰もおとしめずに自分が得するよう上手に言葉を選べるかといった、コミュニケーション能力を確かめようという腹づもりなのです。

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 ところが、学生は「人文学部で西洋魔術を専攻しておりました」と、急にすっとんきょうな話を始めました。才能ある同級生には及ばなかった経験から技術職に敬意はあるものの、自分は実力不足ゆえ支える側でがんばりたいというのです。確かに、上手に言葉を選んで試練を乗り越える納得の回答……! だが、魔術のくだりだけがよく分からない。

 最後に魔法陣まで描描いて卒研の内容を解説した学生を、とりあえず「よくわかりました」と送り出す面接官たち。魔術については困惑しながらも、「質問に対し自分の言いたいことを先走ったりせず」「どの相手にも言える使い回しの文句ではなく」など、学生を好意的に迎えるのでした。結局面接官が見ているのは会話の表層でなく、受け答えからのぞく人柄の部分ということかもしれませんね。

 「学生が自分のペースに持ち込む技術が見事」「フラットに対応できる面接官も有能」「よく平常心で質問続けられたな」などと笑いを呼んだこの漫画は、漫画家の山田しいた(@yamada_theta)さんが手がける『ITおじさん』シリーズの一節(2巻に収録)。単行本では、学生の就活の行方や、研究していた「魔術」の意味まで描かれています。

作品提供:山田しいた(@yamada_theta)さん

同シリーズはWebメディア「NewsPicks+d」でも、「ITおじさん+d」として連載中
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