90歳の祖母から届いた小説の書き出しのような手紙がすてきだとX(Twitter)で話題です。記事執筆時点で約5万件の“いいね”を集めています。
投稿したのは翠子(@midorico78cosme)さん。普段から電話したり、会いにも行くという“バァチャン”から送られてくる手紙を公開しました。
翠子さんによって“バァチャン”はとても大切な存在で、「人になじめず独りになりがちな私に溢れんばかりの愛と本を与えてくれた」そうです。また小学校で長年教壇に立っていた国語と絵の先生であり、そんな祖母が孫に送った手紙の一部がこちら。
達筆ながら読みやすい字で書かれた直筆の手紙には、「青葉に風薫るよい季節となりました」から始まり、大好きな5月・6月に関する話題や、家の周りの花々の様子、手紙を書いている日のできごとなどが、“バァチャン”の目線で感性豊かに綴られています。景色とその匂いまで伝わってくる文章と、「大好き」が何度も出てくるポジティブな内容に癒やされる……。
また約10年前に亡くなった夫(翠子さんの祖父)にも触れており、いまも“バァチャン”のなかに変わらず“いる”ことが感じられます。
コメントではすてきな手紙に「書かれている文字の美しさよ」「きっとお人柄も凛として美しいお方なんやろなぁ素敵!」など賛辞が寄せられ、「素敵なおばあさま」「孫にこんな美しい文章を送れるおばあちゃんになりたい」と憧れる人の声も寄せられています。
ちなみに翠子さんによると、“バァチャン”は普段は破天荒で笑っちゃうようなエピソードがたくさんあるのだとか。一方でいつも今回のような手紙をくれるそうで、「私もこんな素敵な手紙をバァチャンに返せるようになりたいな」とポストしています。
画像提供:翠子(@midorico78cosme)さん
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