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「整顔術で難聴が改善することは期待できない」 学会が「下アゴ整顔術」で難聴回復うたうネット広告に注意喚起 (1/2 ページ)
そもそも加齢による下あごの下垂自体に医学的な根拠がないとのこと。
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日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は1日、「下アゴ整顔術」と呼ばれる施術により難聴が改善する旨のインターネット広告が見られることに触れ、「整顔術で難聴が改善することは期待できない」と広告を信じないよう呼びかけました。
公表された文章によれば、問題のインターネット広告は、加齢が原因で垂れた下あごを矯正することにより、鼓膜の緊張状態が改善。数年経過した完全失聴や加齢性の難聴が回復すると主張しているとのこと。
同学会は、そもそも加齢による下あごの下垂自体に医学的な根拠がないことや、完全失聴や加齢性難聴の多くの原因が内耳の蝸牛(かぎゅう)にある音を感じる細胞の障害や聴神経の障害によるものであることなどから、「整顔術で難聴が改善することは期待できない」としています。
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