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悩みごとに合わせて適切な支援を案内する「お悩みハンドブック 全国版」公開 質問に答えるだけで228種類の公的支援につなげる

現時点では言葉にできない悩みやひとことで説明できない複雑な状況にも対応。

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 個別の悩みに合わせたさまざまな公的な支援を調べることができる「お悩みハンドブック 全国版」が公開されている。


うまく言葉にできない悩みも質問に答えていくと提示される

 当てはまる悩みにチェックをつけていくだけで、その軽減や解決に役立つ支援制度や相談窓口、情報提供サイトなどが提示されるというもの。個人情報の登録は必要なく、すべて無料で利用できる。

 案内される解決手段は「お金」「仕事」「住まい」「病気や障害」「子育て」「介護」といったものから、「家庭内暴力やいじめ」「学び直し」など228種類あり、幅広い悩みに対応している。

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 制度概要や利用上の注意点、必要な手続きや窓口の紹介など解説した記事は142本。支援を調べたはいいが、準備の難しさで諦めてしまわないよう、専門用語や難しい言葉は避けた構成になっている。もちろん情報源を出典として明記し、専門家の監修も受けている。

 チャットやSNSを通じたお悩み共有機能や印刷機能などを用意。回答結果を共有することで、役所や支援団体窓口で自分の抱えている悩みを分かりやすく伝えられるようにもしており、相談にかかる心理的な負担の軽減も期待されている。

 運営しているのは行政サービスのデジタル変革を手掛けるグラファー。病気や困窮、家庭内暴力といった個人での対処が難しい困難に直面したときに利用できる支援制度は用意されているものの、担当する役所や部署がバラバラであったり、複雑な申請が必要であったりと制度を使いこなせないという実態があった。同社は「お悩みハンドブック」の利用促進とともに、自治体やNPO等の支援団体の現場における活用事例の創出も進めていくとしている。

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