ナンバーも取れる 「5万円台」のイス付き電動キックボード、ドン・キホーテで販売(1/2 ページ)
電動キックボードはこの先の道交法改正にも期待です。
FUGU INNOVATIONS JAPANから、公道走行も可能とするイス付き電動キックボード「FG-EKR01CH-BK」が登場。ディスカウントストアのドン・キホーテ各店舗(一部を除く)で販売を開始しました。想定実売価格は5万1480円。
FG-EKR01CH-BKは、最高時速約19キロ、満充電時で約20キロの距離を走れるイス付き電動キックボードです。日本の法的基準を満たすとするヘッドライト、バックミラー、警音器、灯火類を備え、第一種原動機付自転車のナンバープレートを取得可能。自賠責保険の加入とヘルメットを着用することで公道を走れる仕様としました。
ボディーは折りたたみ機構付きで持ち運びも可能。通常時サイズは1100(全長)×550(幅)×1450(高さ)ミリ、折りたたみ時は1100(全長×500(幅)×500(高さ)ミリ。重量は約15.5キロ。家庭用電源にて充電時間は約3時間。利用者適応身長は155~190センチ、耐荷重量は約90キロ。
小型電動モビリティのルールを定めた「改正道交法」に期待
電動キックボードをはじめとする小型の電動モビリティー(関連記事)は、玩具・レジャー用途のほか、シェアサービスなどを中心に街の手軽な移動手段や新たなビジネスとして、歩くには少し遠い“ラストワンマイル”を埋める新たな移動手段としての普及が期待されています。
その一方で、現行法では車両や免許は原付バイクと同じ扱いとなるため、走行にはナンバー取得やヘルメット着用を要し、公道走行は「車道」のみで歩道走行は不可など、普及に向けて利用のハードルがやや高い課題が挙がります。併せて、電動キックボード利用者の増加とともに歩道走行や信号無視など交通ルールを逸脱した危険な利用者も急増しています。一般車ドライバー目線、キックボード利用者目線の双方で「車道を必ず走るのが基本条件」では余計に危険という声もあり、早急な法整備が望まれています。
期待は、警察庁が2022年通常国会への提出を目指す、小型電動モビリティー向けの新たな分類やルールを設ける道路交通法の改正案です。16歳未満の運転は禁じる/最高速度は時速20キロまでにするといった条件下で「運転免許不要」、自転車専用通行帯も走行可、時速6キロまで制限すれば歩道走行も可などする内容が検討されています。
(大泉勝彦)
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