かつてはスーパーモデルの登竜門、今は多様性のカタログに 米有名下着ブランドがダウン症のモデルを初採用(1/2 ページ)
さまざまな人種、性別、体形のモデルを起用しています。
米有名下着ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット(VS)」が初めてダウン症のモデルを起用。撮影の様子が2月17日に公開されています。
プエルトリコ出身のソフィア・ジラウは24歳。「私のとっておきのシークレットをついに公開します。ダウン症のモデルとして初めて、ヴィクトリアズ・シークレットに起用されたよ!」と15日に華やかなブラ姿のショットを投稿。自身にとって目標だったとして「いつか夢見たこと、取り組んできたら今日現実になりました」と喜びをあらわにしています。
かつてヴィクトリアズ・シークレットはスーパーモデルの登竜門とされ、トップモデルが集結する年に一度のショーと“エンジェル”と呼ばれる選抜モデルは憧れの的でした。しかし細身で長身の女性モデルばかりを重用する姿勢が次第に時代にそぐわないと目されるようになり、2018年以降はこれらを廃止に。現在は方針を転換してさまざまな人種、性別、体形を反映したモデルを積極的に起用しています。
ソフィアはVSの新方針「#NoLimits(限界なし)モデル」として新キャンペーンに採用されたことへ感謝。また大手ファッション誌『VOGUE』にも掲載され「目標がかなった」とコメント。「仲間たちへ、夢は大きく持って。中身にも外見にも限界なんてない!」と呼びかけ、撮影の様子を収めた動画では「夢見た人生を今まさに生きている」と終始笑顔が止まらない様子でした。
ソフィアの起用には大きな反響を呼び「ダウン症だってなんでもできる」「すばらしい試み。かわいい子だね」「おめでとう! 夢を見続けて、諦めないで!」と好意的に受け止められています。一部からは「かつてのヴィクトリアズ・シークレットが恋しい」と新体制へ批判的な声も聞かれましたが、「遅すぎるくらいだ」との意見もあり議論となっています。
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