母親とLINEでやりとりをしていたら、話のついでといった感じで「本を送った」との連絡があり……。その後ビックリな荷物が届いたエピソードがX(Twitter)に投稿されました。家族の愛情を感じる展開にほっこりします。
「虫の本」を送ったという軽いノリの連絡がきたと思ったら……
投稿したのは、Xユーザーの56(@isopod_carinata)さん。あるとき母親とLINEで連絡を取っていると、何気ない話の流れの中で母親から、
「あと56(※投稿者さん)が興味ありそうな虫の本も送ってるので それは今週中には届くと思う」
とのメッセージが。さらっと伝えていて、まるで大したことのないプレゼントといった感じです。投稿者さんがどんな本か聞くと、「ヤスデとかワラジとかいろいろと載ってる図鑑」とのこと。
すると後日、投稿者さんのもとに届いたのは、分厚い2冊セットの箱入りの図鑑『日本産土壌動物 分類のための図解検索』。今から10年ほど前に東海大学出版部から出版された絶版の貴重な本で、定価はなんと4万1800円(参考:紀伊國屋書店)。
そのタイトル通り、日本産土壌動物の分類・検索を目的とした図解図鑑で、日本産のトビムシ約400種、ワラジムシ162種、ササラダニ約750種、アリ296種などを掲載。一部カラー写真も掲載されているようです。
投稿者の56さんは、ワラジムシやヤイトムシの飼育・繁殖に取り組んでおり、届いた図鑑はまさにピンポイントで欲しかったもの。そのため「そのノリで送って良い本じゃねえぞマミー…」と驚いてツッコミを入れつつ、「一生大事にするよぉ…」とポストしています。最高の宝物ですね!
まさか過ぎるプレゼントに感動の声
リプライ欄では「すごい…!理解のあるお母様ですね」「泣きそうになりました…あたたけぇ」「これは。。。素晴らしいというかほんとどこから見つけたのか笑。暖かいです。。ありがとう、そしてありがとう」と、子を思う親のやさしさと愛情に胸を打たれた人の声が寄せられています。
ちなみに56さんが後で聞いたところによると、お母さまは1〜2年前から上記の図鑑をプレゼントしようと狙っていたそうです。お母さま自身も植物を取り扱っていることから図鑑への理解度が高く、息子さんが求める書籍を把握していたようでした。そんなところにも家族を感じて和むすてきなエピソードでした。
画像提供:56(@isopod_carinata)さん
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