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ウクライナ人柔道家ダリア・ビロディド「ロシアが戦争を始めました」 現地の状況明かし「私たちは生きたい」と訴え(1/2 ページ)

東京オリンピックで銅メダル。

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 東京オリンピック柔道女子48キロ級にウクライナ代表として出場したダリア・ビロディド選手が2月24日にInstagramを更新。「ロシアがウクライナ国土を爆撃し、戦争が始まりました」と現地の緊迫した状況を伝えています。


ウクライナ国旗を羽織ったビロディド選手(画像はダリア・ビロディド公式Instagramから)

 ビロディド選手はウクライナ語に加えて、英語でほぼ同じ内容のコメントを投稿。この日、キエフで起きた銃撃戦によって朝6時に目が覚めたことを明かし、「とても恐ろしい」と率直な気持ちを明かしています。

 同日、露プーチン大統領が軍事作戦を承認し、ロシア軍はウクライナへの全面侵攻を開始。ウクライナのゼレンスキー大統領が全土へ戒厳令発表する事態となっています。ビロディド選手は「ついこの間までこんなことが起きるなんて信じられませんでした」と驚きと戸惑いをコメント。「私たちは平和がほしい、生きたいんです」とロシアとベラルーシへ「やめて」と呼びかけました。

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ダリア・ビロディド選手(画像はダリア・ビロディド公式Instagramから)

 ビロディド選手は柔道家として東京オリンピックで銅メダルを獲得。競技外でもモデルを務めるなど、国内外に大きな影響力を持っています。「海外にいる私の友人たちへ」とつづったストーリーズの投稿では、「ロシアの侵攻を止めて」「ウクライナとともに立ち上がって」とハッシュタグを使い、行動を起こすよう呼びかけています。

 「ロシアはついに正式に戦争を始めました。ロシアのニュースがいうような東側諸国だけの問題ではありません。ロシア空軍はウクライナ中の軍事施設を爆撃しています。キエフが攻撃されています」と現地の状況をつづり、爆発炎の画像を「信じられない」と公開しています。


ビロディド選手が公開したキエフの画像(画像はダリア・ビロディド公式Instagramストーリーズから)

 ビロディド選手の投稿には、日本語でのコメントを含め国内外からのエールが殺到。「ウクライナに平和を」「これは他人事ではない」「無事を祈ります」と大勢が平和を願っています。

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