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鏡に映る自分の姿にぼうぜん…… メンズメイクにハマっていくサラリーマンを描く漫画『僕はメイクしてみることにした』が話題、作者に話を聞いた(1/3 ページ)

元気と勇気をもらえる漫画です。

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 さえないサラリーマンが鏡に映る自分を見てショックを受け、メンズメイクにハマっていく漫画が、Twitter上で11.3万件のいいねを集めるなど大きな反響を呼んでいます。この漫画について、作者にお話を聞きました。

(C)糸井のぞ・鎌塚亮/講談社 (以下同)

 話題になっているのは、糸井のぞ(@amazake_chan)さんの『僕はメイクしてみることにした』。美容メディア「VOCEウェブ」に連載していた鎌塚亮さんのエッセイ「メンズメイク入門」を原案とし、糸井さんが漫画化した作品です。単行本発売に合わせて糸井さんが1話をTwitterで公開したところ、多くの関心を集めることとなりました。

 主人公の前田一朗は、38歳独身のサラリーマン。忙しい毎日に追われ自堕落な生活をしている彼は、ある日ふと鏡を見て自分の顔面がおぞましい状態になっていたことに気付きます。

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 「このままじゃダメだ」と変わる決心をした一朗。ふと立ち寄ったドラッグストアで化粧水を買って使ってみたところ、その効果に驚きます。今度は洗顔料を買おうとしますが、種類の多さに迷ってしまいます。そんな彼を見かねたコスメに詳しい女性が、試すのにちょうどいい商品を薦めてくれました。

 一朗は彼女に感謝し、化粧水を使ったことでスキンケアの魅力に気付いたのだと語ります。「この世界、ハマるとやばいですよ」と話す女性。ここから一朗が、メンズメイクに目覚め、自分の世界を広げていく様子が描かれていくのです。

 この漫画についてネット上では、「結局自分の人生の主役は自分なんだからさ。おっさんでも、他人からなに言われても、他の誰でもない自らのために主人公補正を掛けてあげるのは絶対に良いことなんだよ。そんな僕もアラフォーのおっさんだけどメンズメイクはいいぞ」など、実際にメイクや美容を行っている人から共感の声が寄せられました。

 この作品の魅力は、周りの人々との交流を通して、一朗が人間的にも成長していく様子が描かれていること。登場人物が互いにポジティブな影響を与え合っていく姿に、元気をもらえます。

 そして一朗のようにスキンケアやメイクをまだよく知らない人が読めば、「こういう手順で行えばいいのか」と参考になることでしょう。実際にドラッグストアなどで買える化粧品、メンズメイクを試せるお店などが登場するので、「ちょっと使ってみたいな」「ここ行ってみたいかも」と思えるものに出会えるかもしれません。

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 編集部では作者の糸井さんに、漫画化にあたってのやりがいや苦労、メンズメイクについてのお話などを聞きました。

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