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タカラトミーがJAXAと月面探査ロボットを開発。「トランスフォーマー」「ゾイド」などの技術を活用(1/2 ページ)
球体で月面に着陸後、左右に変形拡張。走行しながら周囲の状況やわだちを撮影。
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タカラトミーは国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)などとともに、直径約8センチ、約250グラムの超小型変形型月面ロボットを開発。「トランスフォーマー」や「ZOIDS(ゾイド)」といった玩具開発のアイデアが盛り込まれた探査ロボット「SORA-Q(ソラキュー)」が誕生しました。
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「ソラキュー」の使命は、JAXAの「SLIM(スリム)プロジェクト」において月面の低重力環境下における超小型ロボットの探査技術を実証すること。小型月着陸実証機「スリム」から放出され、球体で月面に着陸すると、瞬時に左右に拡張。カメラを搭載した頭部が立ち上がり、スタビライザーを伸ばした状態へと変形し、外殻を車輪として回転させて走行しながら周囲の状況やわだちを撮影します。将来の月面における有人自動運転技術や走行技術の検討に向けて必要な月面データを取得してくることが目標です。
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タカラトミーは2016年からJAXAとともに筐体(きょうたい)の共同研究をスタート。2019年にソニー、2021年に同志社大学が加わり4者での開発が進められていました。「ソラキュー」には組立式駆動玩具「ゾイド」シリーズや、二足歩行ヒューマノイド型ロボット「Omnibot 17μ i-SOBOT」、変形ロボット「トランスフォーマー」シリーズなど、玩具開発で培われた技術が生かされています。
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拡張変形し、走る「ソラキュー」の動画がタカラトミーの公式ウェブサイトで公開中です。小さいけれど迫力ある動きを見てみませんか。
宇宙を走る様子をCGで再現
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