「外に出るときはスマホの充電を」 地震でエレベーターが停止、閉じ込められた人のアドバイスに「参考になる」「気をつけたい」の声(1/2 ページ)
普段エレベーターに乗るときや出掛けるときに注意したいことを発信しています。
先日発生した地震の影響で、夜中にマンションのエレベーター内に閉じ込められた人の体験談とアドバイスが「貴重な情報」「確認したい」と反響を呼んでいます。
3月16日夜、コンビニに行こうとしたBqbu(@BqbyAlone)さんは、エレベーターに乗っているときに地震に遭遇。真っ暗な中で激しく揺れ、その後は狭い空間に閉じ込められ、しばらくスマホの電話やLINEがつながらない状況だったといいます。
停電中のエレベーター内の明かりは豆電球と、Bqbuさんが持つスマホのライトのみ。すぐに緊急時の連絡用ボタンから連絡するも、なかなかつながらず、何回も発信してようやく助けを求めることができました。
結果的に閉じ込められた時間は30分ほどでしたが、その間は外の世界で何が起きているか分からず、業者もいつ来てくれるか分からない不安な状況に、ほとんどパニックのような状態になっていたことを伝えています。
Bqbuさんは、閉じ込められてから7分後くらいに親との電話がつながり、そこで少し落ち着けたとのことですが、この時スマホの充電はわずか10%。また、緊急時にセンターに連絡する際、「エレベーターの上の方に貼ってあるステッカーの番号を読み上げないといけない」として、「正直目が悪い人とかスマホのライトで照らしてみないと見えない」と気づいた点を挙げています。
そのため、外に出るときは必ずスマホを充電した方がいいこと、また普段からエレベーターが止まったときの緊急時の連絡手順(上記の番号など)を確認しておいた方がいいと、呼びかけています。
Bqbuさんはこの4月から大学生で、「一人暮らしを始めたばかりで、あまり災害対策の準備が出来てなかった」ともコメントしています。
TwitterではBqbuさんを心配する声のほか、事前の対策に役立つ情報に「有益な情報」「子供たちにも伝えておこう」と感謝の声が寄せられ、「スマホの充電、気をつけようと思います」「目が悪いので番号見えないかもしれない。良い情報ありがとうございます」などの声が上がっています。
なお、日本エレベーター協会の公式サイトなどでは、閉じ込められたときの対応方法として、危険なため無理に脱出をしようとしないようにと呼びかけています。また外部と連絡がとれる装置(インターホンボタン)で、「エレベーター管理票に記載されている保守会社名、緊急時の連絡先、エレベーター管理番号」と現在の状況を連絡して救助を要請し、落ち着いて待つようにとしています。
画像提供:@BqbyAloneさん
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