テリー伊藤、謎の名車「WiLLサイファ」買う 「デザインにやっと時代が追い付いたクルマ」これ……一体何?(1/2 ページ)
皆さんはご存じですかーこのクルマ。
演出家でタレントのテリー伊藤さんが3月7日、自身のYouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」を更新。トヨタの旧車「WiLLサイファ」に一目惚れし、買ってしまった様子を披露しました。
WiLLサイファは、2002年に登場したトヨタの小型ハッチバックです。デザインコンセプトは「ディスプレイ一体型ヘルメット」(?)。ヘルメットのように丸っこいフォルムと鮮やかなボディーカラー、縦長配置のヘッドライト、先進的な内装を特徴に据え、「デザインがやっと時代に追い付いたやつだ!」と同行した井倉さんもウキウキするデザインが魅力です。
その昔、アサヒビール、江崎グリコ、花王、近畿日本ツーリスト、コクヨ、トヨタ、松下電器産業(現パナソニック)ら日本の企業が当時の新世代(20代~30代)層に向けて、業界・業種を横断して統一したブランド・テーマ・遊び心のある商品群を展開・提案していくぞと取り組んだ異業種合同プロジェクトがありました。その統一ブランド名が「WiLL」です。どの製品にも「WiLL ○○」の製品名と特徴的なオレンジ色のWiLLロゴを付けて展開しました。
トヨタがWiLLプロジェクトで投入したのは3車種、WiLL Vi、WiLL VS、そしてWiLLサイファです。他には、WiLLレンジ(電子レンジ)やWiLL PC(パソコン)、WiLL 空気を洗うミスト(消臭スプレー)、WiLL BEER(ビール)など。WiLL 黒豆のど飴(のどあめ)もありました。
以前、販売店でこのWiLLサイファを見つけてときめいてしまい「買う可能性が高いです」と言っていました。やっぱりガマンできず買ってしまい、今回晴れて納車日を迎えたというわけです。
レモン色の鮮やかカラー、屋根にあった多少の錆びはレストアしてピッカピカに磨き上げ、ホイールはムーンディスクにカスタムしました。走行距離は3万6000キロでまだまだ乗れる極上の個体です。
「本当にキレイ!」「街でほぼ見ないよね」とテリーさんはもうニコニコです。こんな楽しい気分にさせてくれるクルマもまだあるんですね!
ファンからも「当時は変なデザインとしか思わなかったけど、いま見るとメチャクチャお洒落」「懐かしいお車ですね」「これほどムーンディスクが似合う車を見た事がない」などのコメントが多く寄せられていました。
(カナブンさん)
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