母「もう死んじゃおっかなって思った夜があったんよ」 母の違和感に唯一気付いた娘、衝撃の事実を知ったエピソードに涙(1/2 ページ)
母も娘も頑張った。
自分だけが知る母親の秘密を描いた漫画がTwitterに投稿され、「お母さん、頑張りましたね」「涙しか出ない」と2万1000件以上のいいねを集め話題になっています。
私だけが知る母の秘密
主人公の女性・のんさんは物心ついた時から母子家庭で育ちました。兄2人と自分を育ててくれたお母さんは子ども達の前ではつらい顔を見せず、面白くて時に厳しい存在だったといいます。
のんさんが子どものころの話です。ある日、いつもは23時頃布団に入るお母さんが早めに布団に入ってきました。目を覚ました我が子に「早く寝なさい」と繰り返す母。のんさんは、携帯を見たり何度も寝返りをうったりする母に違和感を覚え、様子をうかがっていましたがやがて怒られて就寝したといいます。
翌朝目を覚ましてみると、いつも通り母はのんさんの横で寝ていました。昨夜の違和感は勘違いだったようです。
そんな出来事を忘れたころ、家族ぐるみで仲良くしていた近所のおばさんが遊びに来ます。一緒にご飯を食べて子どもたちは就寝。その後、お母さんとおばさんが話を始めます。
おばさんが聞いたのは「子どもたちが巣立った後、誰のことが一番気にかかるか」という質問。お母さんは「やっぱりのんかな」と答えます。
「唯一の女の子だもんね」というおばさんですが、お母さんはどうやら違う意見のよう。実は、人生に疲れて死んでしまおうと思ったときに、のんさんのおかげで思いとどまったことがあるというのです。それが、あの夜のことでした。
何度寝るように言っても自分の様子を伺う娘の姿に、「あぁこの子は気づいてるな」と思い、ハッとしたというお母さん。「凄く感謝しているし、あの子の人生ををずっと見届けるのが私の役目や思っている」とのんさんへの気持ちを語ります。
この出来事を兄達に話したことはないし、お母さんとおばさんの会話を聞いていたことは本人も知らないだろうというのんさん。あのとき自分が何も感じずに寝ていたらと考えると恐ろしい、そしてそんなつらい時ときもたった1人で自分たちを育ててくれた母には感謝しかない……と振り返るのでした。
漫画の作者はババレオ(@babareoyomeko)さん。このエピソードはフォロワーさんの体験談だそうです。
この漫画には、「涙しか出ない」「ご本人がお母さんに言わないのも尊い」「子供心にこういうときってありますよね」といった声が。「今現在とてもしんどいけれど、何とか踏ん張ってる人がいるって知れてよかった」というコメントもありました。
フォロワーから寄せられたエピソードを漫画化しているババレオさん。TwitterやInstagramでは、ほっこりするエピソードやじんわりするエピソードなど、さまざまな漫画を公開しています。
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