ニュース
子どもが磁石や吸水樹脂ボールを飲みこまないためにどうするか 死亡する可能性も、消費者庁が対策や誤飲した際の対処法を紹介(1/2 ページ)
開腹手術が必要な事故も起きています。
advertisement
消費者庁が、子どもによるマグネットボールや吸水樹脂ボールなどの誤飲事故を防ぐため、注意ポイントや誤飲した時の対処法などの情報を発信しています
同庁によると、磁石や吸水樹脂ボールなどが持つ特性や誤飲後の体内での変化は、子どもにとってとても危険。磁石同士が消化管を挟んでしまったり、吸水樹脂ボールが体内で膨らんで消化管内で詰まったりします。飲み込んだ後に開腹手術が必要な事故も起きており、死亡に至る可能性もあるということです。
誤飲事故を防ぐ環境をつくるため、同庁は子どもの発達や行動特性に関する情報を紹介。3歳児の口の大きさは約4センチでこれより小さいものは口に入ることや、小さな子どもはつかんだものを何でも口に入れることなどを挙げました。
advertisement
注意点としては、おもちゃを買う時には子どもの発達や安全に配慮されたものを選び、対象年齢を十分に見ること。破損などがないか日頃から点検することなどを勧めています。
もし誤って子どもが飲み込んでしまった場合には、誤飲対処早見表を参考に、医療機関を受診するよう要請。
受診する際、基本的には吐かせずに、誤飲したものと同じものがあれば持参するよう呼びかけています。
関連記事
加湿器の事故「子どものやけど」「火災」に注意 スチーム式には子どもが近づかないよう対策を
熱い蒸気や転倒による湯こぼれに気をつけましょう。「5歳以下の子どもには豆まきの豆を食べさせないで!」 医師が注意呼びかけ、いざというときの対処法も紹介
窒息事故が起こるおそれがあります。消費者庁、大幸薬品に措置命令 「クレベリン」広告表示に合理的な根拠なし
空間除菌効果をうたう表示が優良誤認に当たるとしています。除雪機の使用に注意 締め切った屋内での使用で一酸化炭素中毒で死亡する事故も
新型コロナウイルス感染症の影響で除雪作業の担い手が不足し、高齢者や作業に慣れていない人が作業する地域も。気を付けてください。一方的に送り付けられた商品をすぐに捨てられるように 法改正で「14日間保管」ルールが廃止、7月6日から
「送りつけ商法」に関する法律が改正。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.