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「彫刻家を父に持つとこうなるんだよ」 娘の色鉛筆にパパが仕込んだイラズラがほっこり ひっくり返すとお地蔵さんがニッコリ(1/2 ページ)

娘さんもニッコリ。

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 ケースに並んだ色鉛筆を、くるっと回すと笑顔のお地蔵さんがひょっこり――。仏師が子どもの新学期の支度をしているうちに、プロの技術でありがたみが生まれてしまいました。

 

色鉛筆ケースの中で子どもを見守るお地蔵さん

 投稿主は京都の工房で仏像や仏具の制作に取り組む、京仏師の宮本我休(@Gakyu_Miyamoto)さん。娘さんが保育園で使う色鉛筆に、名前を書き込む部分を削ってほしいと頼まれてふといたずら心が湧き、赤の色鉛筆のお尻にお地蔵さんの顔を彫り込んでしまったそうです。小さな素材から細かい造形を削り出す技術も、地色を生かした赤いよだれかけの再現も、さすがと言うほかありません。

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 笑顔がかわいいお地蔵さんは、「職人技すごい」と好評。「子どもの持ち物に子どもを守る地蔵尊をあしらうなんてすてき」「名前が書いてなくても、その子のものだと分かりそう」と感心する声が上がりました。

 ユニークな色鉛筆をもらって、当の娘さんも大喜び。宮本さんは自分が親がどんな仕事をしているのか感じることなく育ってきた後悔から、「我が子には父親の仕事を色鉛筆を通して感じてもらえるといいなと思っています」と語っています。

 

 宮本さんはかつて長男の色鉛筆に大黒様を彫ったことも。こちらも喜んでもらえましたが、息子さんが誤って色鉛筆をお尻から削ってしまい、すぐ消滅。もう一度彫ってほしいと頼まれたものの、忙しさで実現できずにいるそうです。

 宮本さんは、InstagramWebサイトYouTubeにも、作品を公開しています。

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画像提供:宮本我休(@Gakyu_Miyamoto)さん

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