フィギュア平昌五輪代表の田中刑事が引退　織田信成、宮原知子と羽生選手交えた4ショットに「泣きそうになってしまった」

　フィギュアスケート男子シングル代表として平昌五輪に出場した田中刑事さんが4月11日、競技からの引退をInstagramで発表。今後はプロスケーターへ転向し、同時に指導者としての道も目指すとしています。

　「この度、私は 20年間にわたって続けてきたフィギュアスケート競技を引退することにいたしました」と切り出した田中さんは、競技生活を支えてくれた関係者やファンへ感謝。「競技人生を通して得られた経験の数々は、私の人生においてかけがえのない宝物」と振り返りました。

　今後について「プロスケーターと、指導者を志すアシスタントコーチのふたつのキャリアを歩んでいこうと思います」と表明。二足のわらじの厳しさを自覚しつつも、「双方に相乗効果をもたらしたい」「プロとしても指導者としてもフィギュアスケート界に貢献できるよう、より一層努力」と意欲的につづり、「幸せな競技人生でした。本当にありがとうございました」と投稿を結びました。

　田中さんの発表後、プロスケーターの織田信成はTwitterに自身と田中さん、羽生結弦選手と宮原知子さんが写った4ショットを投稿。宮原さんも3月に引退を表明したばかりとあって、6年前に撮影したという1枚に「この写真思い出して今見たら、泣きそうになってしまった」「6年っていう時の流れは大きいね。誰も見た目変わってないけど」とトレードマークの号泣絵文字付きでコメント。新しい世界へ踏み出す2人へ向け「プロとしてこれからもスケート盛り上げていきましょう」と呼びかけています。

　オリンピックシーズンを区切りに進退を決める選手が多いこともあり、織田さんの投稿には「たくさんのスケーターが引退を発表していくことに何だか悲しさもあり、でもお疲れ様でしたと言葉を送りたいです」「知子ちゃん、刑事君のこれからの活躍を応援しています」としんみりした声が寄せられています。また田中さんの投稿にも国内外からねぎらいのコメントや、「プロスケーターとコーチ、それぞれの舞台でのご活躍を楽しみにしています！」「刑事くんの華やかでスケールの大きな演技、いつも素敵だなと思って見ていました」と前途を祝すコメントが数多く寄せられています。