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「メガネの“内側”が汚れるのが謎」 一体なぜか、メガネの街・福井県鯖江のめがねミュージアムに聞いてみた(1/2 ページ)

目からビームが出ているから、ではありません。

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 メガネをかけているとレンズの外側だけでなく内側も汚れるのはなぜか? そんな日常の切実な悩みを問いかけたTwitterの投稿に注目が集まっています。

 「メガネユーザーとしてはかなりベテランの域に達しているのだけど、いまだによくわからないことがあって、1日メガネをかけていてメガネが汚れるのはわかるのだけど、内側もそこそこ汚れるのがいまだに謎でならない。目から常時なんかビーム的なものが漏れ出ているとしか思えないのだが。。。」というコメントを投稿したのは編集者のたらればさん(@tarareba722)。


レンズの外側が汚れるのは分かるけど……

 リプライ欄には「欠伸(あくび)とかすると涙が眼鏡に付着したりしますが、その類では?」「蒸発した涙とかかもしれません」などのコメントが寄せられ、メガネを日常的に着用しているユーザーからの共感と憶測が飛び交っています。

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 外部に触れるメガネのレンズの外側が汚れることはよくありますが、内側も汚れるのはなぜなのか? その考えられる原因やお手入れ方法などについて、世界的なメガネ産業の集積地・福井県鯖江市にある、日本のメガネ産業発展の歴史を紹介する博物館「めがねミュージアム」に聞いてみました。

――メガネの内側が汚れる原因はどんなことが考えられますか?

めがねミュージアム まず考えられるのは、やはりまつ毛がレンズに触れることによってその油分が付着することですね。また、頭髪の前髪がレンズの内側に触れることによって整髪料が付いてしまうことも原因です。そして、骨格やお顔立ちに合っていないフレームをかけている場合、ほっぺたの上側の油脂やメイクが付着していることも考えられます。

――オススメのお手入れ方法は?

めがねミュージアム 基本的にはメガネ専用クロスでやさしく拭き取ることが一番です。どうしても頑固な汚れの場合は真水をクロスにつけて拭き上げるのがいいと思います。それでも落ちない場合は中性洗剤を使うといいのですが、メガネレンズの表面にはさまざまなコーティングが施されており、アルカリ性や酸性の洗剤を使用するとコーティングがはがれる原因になりかねないので注意が必要です。

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――レンズの内側が汚れないフレームの選び方は?

めがねミュージアム まつ毛があたらないようなフレーム選びが大事です。特に女性でメイクやまつエクなどでまつ毛の長い方は、鼻当ての高さのあるフレームを選び、レンズと目の距離がある程度保てるものを選ぶといいと思います。アイウェアは実際に試着してみないと装着感がわからないので、ネット販売は避けた方がいいと思います。また、この春からこれまで業界団体の認定資格だった「認定眼鏡士」が、「眼鏡作製技能士」という国家資格になりました。そうした店員のいるメガネ屋さんに行くと、しっかりとしたフィッティング技術があるのでお顔立ちに合ったメガネ作りがより確実に行えると思います。


 ちなみに、最近では鼻パットがない代わりに目の横でフレームを支える構造の、目からレンズの距離を調整できるメガネフレームも登場しているとのこと。メガネユーザーにとってはレンズの汚れとお手入れは毎日の切実な問題です。メガネは見た目の形だけでなくアイウェアショップで実際に試着してみて装着感を確認して、細かく悩みを店員に相談することが大事だということです。

鼻パットのないメガネ(画像提供:アイゾーンニューヨーク
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