ごろ寝したい! 振動スピーカー入りの畳が登場 寝転ぶと全身で音と振動を味わえる(1/2 ページ)
VRヘッドセットをしてこの畳にごろ寝したい……!
畳の内部に振動スピーカーを搭載した「鼓動する畳『TTM-V20』」が登場。絶滅の危機にある国産畳の可能性を拓くべく始動したプロジェクト「YATSUSHIRO TATAMIx」の第1弾プロダクトとして発表されました。
「YATSUSHIRO TATAMIx」は、日本一の畳(い草)の産地である熊本・八代発のプロジェクト。「TTM-V20」は、プロジェクトパートナーである日本音響研究所の監修のもと開発し、柔らかすぎず硬すぎない畳ならではの「振動を伝える機能」と「ごろ寝文化」がマッチした商品に仕上がっています。
文字通り“鼓動する畳”となっており、畳と接触した体の部位から音の振動を感じ取ることができます。振動スピーカーは1つの畳に6機搭載。
想定される利用シーンは、畳に寝転びながらVRヘッドセットで映像を視聴し、劇中の音楽をまるで映画館のサウンドシステムのように背中全面から浴びたり、休憩室に設置してチルな音楽と眠りを誘う振動で、より深いリラックス効果を狙ったりなど。
今後は、さまざまな施設やイベントとコラボして、それぞれのシーンに適した新しい“ごろ寝体験”を提供していく予定。第1弾では、ポップアップ銭湯「ひらく湯」とコラボし、5月27日から愛知県蒲郡市で開催されるフェスイベント「森、道、市場2022」への出展が決定しています。
また「YATSUSHIRO TATAMIx」では、続く第2弾プロダクト開発も進行中で、2022年度中に完成予定。同プロジェクトを運営する「八代産畳表認知向上・需要拡大推進協議会」は、日本の伝統文化である畳表(たたみおもて)を継承していくため、今後も畳の新しい可能性を追求する取り組みを推進していくとしています。
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