クレジットカード番号が流出したときの対応方法 不正利用でも補償してもらえない場合があるぞ(1/2 ページ)
クレカの会社から急に電話くると本当にドキドキします。
知らないと大きな損をしてしまうかもしれないお金の基礎知識。今回は「クレジットカード番号が流出したときの対応方法」を確認しておきましょう。
クレジットカード情報が流出してしまったというニュース、最近よく見る気がします。不正アクセスによる情報漏えいやフィッシング詐欺など原因はいろいろとありますが、残念ながらどれだけ対策しても完全には防げないのが現実。カードを持つ限り、誰もが被害に遭う可能性があります。
とにもかくにも、まずは電話だ!
漏えいさせてしまった企業や店舗から連絡が来たり、ニュースを目にしたりして、自分のカード番号が流出している可能性が浮上したら、たとえ不正利用が発覚していなくてもなるべく早くカード会社に電話しましょう。
そして「〇〇というお店で番号が漏れた可能性があるので、カード番号を変えてほしい」と伝えてください。そのまま再発行の手続きと直前のカード利用内容の確認が行われますので、もし不正な利用があると発覚したら、その場で補償の手続きに入ることができます。
電話することが難しい場合は、オンラインでひとまずカードの利用停止の手続きをするだけでも効果あり。ただ、最終的には番号を変えて再発行する必要があります。
とはいえカード番号が変わると、公共料金の支払いやショッピングサイト、各種サブスクなどなどカード番号を登録してあるサービス全てで変更の手続きをする必要がありますから、かなり面倒です。つい「不正利用されているか分からないのに、カード番号変える必要ある?」と思ってしまいますが、その発想は危険。
流出したカード番号は違法な情報をやりとりするサイトなどで売りに出されてしまうこともあるからです。残念ですが、一度流出してしまったカード番号は、新しい番号に変えることをおすすめします。
不正利用の補償には期限がある
情報漏えいは、公表されるまでにかなり時間がかかります。その間に不正利用されてしまうと、カード会社側でも把握できない場合があります。「不正利用されたと後で申し出れば大丈夫でしょ」と思うかもしれませんが、実は補償には期限があるのです。カード会社によって異なりますが、「不正に使われてから60日以内に申し出ること」といった内容が規約に書かれていることが多いですね。それ以上たってから気付いて申告しても、補償してもらえない可能性も。
期限オーバーで泣き寝入りしないためにも、なるべく早く不正利用に気付くためにも、カードの利用明細を毎月チェックすることが大切。スマホアプリやWebサイトで見られるので、「毎月〇日に確認する」と決めておいて、当日の隙間時間にサッと見るようにすると良いでしょう。
まとめ
カード番号流出の可能性が確認できたら、カード会社に連絡して、カード番号を変える。明細は毎月確認して、覚えのない利用をチェック。これだけ覚えておけば、大枠は安心です。クレジットカードとうまく付き合いながら、良いキャッシュレスライフをお過ごしください。
(qeeree.)
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