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「超音波リモコン」で操作できる昭和のテレビに驚きの声 自動でダイヤルが回る仕組みに「心霊現象みたい」(1/2 ページ)
要は高い音に反応する仕組みなので、鈴の音などでも動きます。
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リモコンのボタンを押すと自動でダイヤルが回ってチャンネルが切り替わる、珍しい昭和のテレビがTwitterで注目を集めています。今となっては「選局がダイヤル」の時点で珍しいけれども。
回る様子が分かりやすい動画
このテレビは1972年ごろに発売されたナショナル(現パナソニック)製品。昭和家電愛好家のあまざけ(@panacolorTH20)さんが、4年がかりでやっと入手した一品です。
1972年当時の標準価格は16万9800円。ちなみに同年の大卒初任給が5万2700円(出典:年次統計)
その特徴は「超音波リモコン」の採用。ボタンを押すと内部の金属がたたかれて鳴り、その高周波の音に反応してテレビが動く仕組みです。ゆえに電池は不要ですが、鈴などの高い音にも反応してしまうそうです。
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ダイヤルが自ら回る様子は少々不気味で、Twitterでは「心霊現象みたい」と話題に。当時を知る人からは懐かしむ声や、「仏壇のおりんにも反応した」「私のくしゃみでチャンネルが変わった」といった体験談が寄せられています。
あまざけさんは地デジなど現代の仕様に対応できるようテレビを調整。「およげ!たいやきくん」の映像を映し、1970年代のムードを再現してみせています。
上に木彫りの熊をのせる感覚も懐かしい
動画提供:あまざけ(@panacolorTH20)さん
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