ニュース

伝説のゲーム誌『ゲーメスト』公式YouTubeチャンネルが始動 草創期のスタッフが制作の裏事情を証言

「誤植ネタにはさすがに飽きた、真のゲーメスト読者へ送ります」とのことで、ディープな裏話に期待。

advertisement

 伝説的なアーケードゲーム専門誌、『ゲーメスト』の公式YouTubeチャンネル「GAMEST CHANNEL:アンドキュメンテッド・ゲーメスト」が開設されました。誌面制作の内側を、当時の編集者やライターがさまざまな切り口で語るとのこと。また、併せて公式Twitterアカウント(@GAMEST57339665)もオープンしています。

【5月26日1時30分追記】現時点ではまだチャンネル非公開となっているようです

【5月27日12時30分追記】先ほどチャンネルが正式公開されました

第1回は6月1日。当時を知る元スタッフが、創刊号について語ります

 ゲーメストは1986年に隔月刊誌としてスタート。全国のゲームセンターでトップクラスの腕利きゲーマーをライターに招き、ハイレベルな攻略記事を毎号掲載する専門性が特徴です。のちに月刊化・隔週刊化され、最盛期は公称発行部数50万部を誇りましたが、1999年に版元の新声社の倒産とともに廃刊となりました。

ゲーメスト創刊号。当初はアーケードゲームに限らず、ファミコンなど家庭用ゲーム機の情報も扱っていた
巨人がファンタジーゾーンの1面をのぞき込むシュールな創刊2号
山瀬まみさんが表紙の3号。バブルボブルや沙羅曼蛇やイシター、アテナなど、当時旬だったゲームの顔ぶれがすごい

 公式YouTubeチャンネルは、第2期編集部員でテトリス初代世界チャンピオンでもある、水島屋T.J.さんが発起人として開設。第1回は6月1日に公開される予定(既に収録済み)で、創刊時の編集部員にして誌名の名付け親でもある風見螢さんを招き、創刊号の舞台裏を語ります。

advertisement

 配信では「どうすればゲーメストのライターになれたのか?」「ゲームの知識がなかった編集サイドと、ゲームのエキスパートだったライターとの間で、どんな折衝を経て誌面が作られていたのか?」など、ディープな話題が目白押し(となる予定)。「誌面作りがアナログだった時代、攻略マップなどはどうやって作っていたのか」といった話もあり、当時の出版事情を知る資料としても興味深いところです。第2回以降は不定期で更新し、更新情報についてはTwitterなどで告知していくとのこと。

SNKのシューティングゲーム「ASO」のマップはどうやって作っていたのか? 今ならゲーム画面のキャプチャを元に切り貼りしたり作画したり、デジタルで処理できますが……
答えは「三角定規とインレタ」でした。見本のゲーム画面もカメラで撮影しなくてはだし、大変すぎる……
水島屋T.J.さん、風見螢さんのほか、元「ゲーメスト」制作本部長の猿渡雅史さん、元「ゲーメスト」ライターの鴫原盛之さんも協力として参加。写真は前列左から、猿渡さん、風見さん、水島屋さん、後列左から鴫原さん、そして収録場所を提供した「スタジオたからのす」の塔矢さん

 

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
  2. 毛糸で作ったお花を200個つなげると…… “圧巻の防寒アイテム”完成に「なにこれ作りたい……!!」「美しすぎる!」と100万再生【海外】
  3. 【編み物】黄色の毛糸で5つの四角いパターンを編み、つなげると…… 鮮やかな大作の完成に驚き
  4. そば屋の看板のはずが…… 雪で“別の店”みたいになってしまった光景が北海道の豪雪のすさまじさを物語る
  5. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」【大谷翔平激動の2024年 愛犬もすっかり“大スター”に】
  6. 甥っ子に貸したらボロボロの廃車で返ってきたリトルカブ バイク好きの本気修理と“思い”に「なんか涙出ちゃう」「思わず全部観てしまった」
  7. 絵師が4年間イラストを描き続けたら…… 劇的な成長に思わず感動 「努力の賜物」「素晴らしい」
  8. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  9. 【今日の難読漢字】「勿忘草」←何と読む?
  10. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」される夫婦の苦悩……“年の差33歳差”カップルに反響【個性的なカップル特集2024】