いしだ壱成、演じてみた第3弾は名作「リップスティック」 “痛すぎる”画鋲シーン再現に「泣きそう」「プロだなぁ」(1/2 ページ)
「ジーパン刑事」と「マカロニ刑事」続く、いしださんの熱演。
俳優のいしだ壱成さんが5月25日、自身のYouTubeチャンネルで“演じてみた”動画の第3弾を更新。1999年放送の月9ドラマ「リップスティック」(フジテレビ系)で、自身が24歳の時に演じた葛西孝生が画鋲を握るシーンを再現しました。名場面だ。
同作は少年鑑別所に送られてきた少女たちと、そこで働く職員の切ない恋愛ドラマ。いしださんは少女たちを監督する教官を演じていて、今回再演したのは援助交際をさせられていた安奈(中村愛美さん)の心の呪縛を解こうと画鋲を握りしめてみせる衝撃的なシーン。視聴者からの多数のリクエストが寄せられた場面でした。
向かい合って着席するいしださんと安奈役の女性。「画鋲をね、手のひらで握ったり」と、援助交際相手が自分にしてくれたことをうれしそうに話す安奈に、「画鋲……痛そうだな」と鼻で笑い、含みのある表情で答える葛西教官。安奈が「愛してるから痛くないって」と無邪気に返答すると、葛西教官は何やら考え込む表情に。
続けて少しうなずき立ち上がり、多数の画鋲をケースから手のひらの上にすべて取り出し、一気に握りしめた葛西教官。「それから……あとは……何してくれたの? 君を愛してると偽って」と言葉が振り絞られた後、カメラには赤く染まった手のひらが。このバチバチの緊張感の中、場面は切り替わり通常のいしださんに。息するのを忘れてた。
「やっぱり難しいシーンだったんだな、とても」と、当時を振り返ったいしださん。はかない安奈を魅力的に見せるために「もちろん愛してました」と、当時役になりきっていたことを報告。またいしださんの記憶では、ドラマスタッフが“いしださんが本当に画鋲を握ってしまうのではないか”と、一番緊張していたシーンだったことを明かします。
案の定、自ら握りにいったいしださん。刃が取られているとはいえ手のひらに刺さり、血もにじんでいたとのこと。熱演のかいあって永山耕三監督に「よかった」と一言声をかけられたそうです。永山監督は同じくいしださんの出演作「ひとつ屋根の下」シリーズも担当していましたが、「(このとき)初めて褒められたんですよね 『ひとつ屋根の下』も1回も褒められたことないのに」と、唯一覚えているエピソードとして初告白しました。
なお今回の撮影でもスタッフの意図に反し、いしださんが画鋲を握ってしまったことが判明。NGシーンでは、共演者が止めに入る映像が流れました。手を傷つけてしまい「やっぱり痛いですね画鋲」と言いつつ「痛い芝居をしなきゃいけないから だったら痛い方がいいじゃないですか」と握った理由をサラッと告白。「ドラマって本当に楽しいものですよね」と、最後まで役者魂を見せたいしださんでした。
視聴者は「まさかリップスティックを再現してくれるとは思わなかった!」「きゃー 嬉し過ぎ」と再演を喜ぶとともに「え、ちょっと泣きそう すごいシーンだ」「迫真の演技で、引き込まれました」「いしださんの演技ってほんとに大好きです」「体張ってリアルさを出すあたりがプロだなぁって本当思います」と絶賛の声が。
さらに「是非ひとつ屋根の下もやって欲しいです」「未成年の雨の公園のシーンを観たいです」「聖者の行進の裁判のシーンも再演見たいです!!」と、往年のヒット作タイトルがどんどん寄せられています。
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