子犬と母犬を保護→「家族にしたい」と思い始めるが…… 犬の幸せを願い、新しい家族を見つけた保護主の決断に称賛の声【米】(1/2 ページ)
ワンコを思うからこその行動。
保護したワンコが新しい家族にもらわれるまでの過程が米テキサス州ヒューストンで撮影され、YouTubeに投稿されました。動画は5月30日現在で60万9000回再生を突破。「ちゃんと自分の気持ちよりワンコの気持ちを優先させている」や「動物たちはただ愛されたいだけなんだよね」などのコメントが寄せられました。
ある日、動物の保護活動をおこなっているJennifer(ジェニファー)さんが子犬たちを保護。近くに母犬もいるだろうと思い、ジェニファーさんは飼っている老犬と一緒に、子犬たちを保護した付近を毎日探しました。
そんな中、ジェニファーさんが愛犬と車に乗っていると、愛犬が鼻をくんくんとさせたので、ジェニファーさんは車を止めました。するとそこには保護した子犬たちの母犬らしき姿が。「ごはんをあげてみましたが、母犬は非常におびえた様子だった」とジェニファーさんは振り返ります。
そこから約20日後、ほかの保護活動者がジェニファーさんを助けるためにやってきました。そして、捕獲用のトラップを使って母犬を保護することに成功。そのときのジェニファーさんはとても救われた気分だったといいます。ちなみに、子犬たちを母親の元へ戻したかったのですが、場所の都合上、保護されていったようです。
ジェニファーさんは母犬に「Winter」(ウインター)と名付け、新しい家族が見つかるまでジェニファーさん宅で預かることにしました。ウインターは時間がたつにつれてジェニファーさん家族になつき、家族みんなから愛されるようになりました。「愛を感じているだけで十分」「大きな赤ちゃんみたい」とジェニファーさんもとってもうれしそうです。
3週間たつと、ウインターは先住犬や先住猫たちにもあいさつをしました。そのなかでも先住犬の「Coco」(ココ)はウインターに夢中になり、まるでカップルのように仲良くなったそうです。そのカップルの間に割って入るのは先住猫の「Maggie」(マギー)。最初はココやマギーたちを恐れていたウインターですが、少しずつ受け入れていったとのこと。最終的にウインターは全員から愛され、全員のことが大好きになりました。
ジェニファーさんは「ウインターを家族にしたい」と思いました。しかし裏庭がないジェニファーさん宅は、ウインターにとっていい環境ではないと判断。ジェニファーさんは自分の気持ちを抑えて、ウインターのために完璧な家族を見つけました。新しい家族はウインターを優しく愛してくれて、大きな庭ではウインターが先住犬たちと仲良く走り回る姿が見られます。
「ウインターがいなくてとても寂しい。でもウインターが今とっても幸せだと知っているし、私たちがウインターにあげたいと思っていたものを、ウインターは新しい家族から全て受け取っている」とジェニファーさんは切なそうに、でも誇らしげに語ります。ジェニファーさんの大きな愛と、それを受けて幸せいっぱいなウインターの姿に感動させられる動画でした。
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