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Twitterでハッシュタグ「何ひとつ良いことが起きない映画」が話題に 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「風が吹くとき」など選りすぐりの悲惨な物語が集まる(1/2 ページ)

面白いけど心にクるやつがいっぱい。

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 Twitterで6月12日ごろに立ち上がったハッシュタグ「何ひとつ良いことが起きない映画」が、文字通りの見ていてつらい映画でにぎわっています。

 数ある投稿の中で1万以上リツイートされるなど注目を集めたのは、核戦争の恐怖を描くアニメ映画「風が吹くとき」を、「あらすじ語るだけで鬱になるので、みんな勝手に見てください」と紹介したツイート。スレッドには「優しい絵柄にだまされた」「夏休み午前中のアニメ大会枠で突然流されて一日嫌な気分にさせられた」などと、ショックを受けた人の声が多数寄せられています。

DVDジャケットだけで嫌な予感しかしない「風が吹くとき」(出典:Amazon.co.jp

 ほかに目立ったのは、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」や「ミリオンダラー・ベイビー」を推す声。詳細は説明しませんが、「昔2ちゃんねるではやった、『元気が出る映画』とうそをついて鬱映画を勧めるコピペで取り上げられた作品」とだけ書いておきます。

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 「火垂るの墓」をはじめに、邦画を紹介する投稿も多数。日露戦争に備えた雪中行軍演習で兵隊が次々倒れていく「八甲田山」や、富野由悠季監督の黒い部分がいかんなく発揮された「イデオン 発動編」などが取り上げられています。

 なかには、「ロクでもないことばかり起こる」意味でサメ映画を挙げる人や、「スター・ウォーズもルーク視点だと良くないことばかりなのでは」といった見方をする人も。「これらの映画に良いことは起こっていないかもしれないが、人間にとって意味や意義のあることは起きている」との指摘もあり、ハッシュタグは多様な意見で盛り上がっています。

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