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料理動画なのにカテーテルなどの医療機器が登場 「毛細血管レベルで味が染み込んだ漬けマグロ丼」を作るYouTuberが「ヤバい」「狂気」と話題に(1/2 ページ)

手術にしか見えなくなってくる(※苦手な人は閲覧注意)。

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 漬け丼を作るためのマグロの血抜きと味付けで「カテーテル」などの医療機器が出てくる料理系YouTuberの動画が、「狂気」「毛細血管レベルで味が染み込んだ漬けマグロ丼を作っている」とTwitterで話題です。一体何を見せられているんだ……。

料理動画とは思えない器具が登場(※以下、マグロの血抜きをしているので苦手な人は注意)
漬ける手間を省くために100倍手間をかけたマグロ漬け丼。

 注目を集めているのは、YouTubeチャンネル「ぱぱちぇるの血抜き味付けチャンネル」さんが2021年11月に公開した「漬ける手間を省くために100倍手間をかけたマグロ漬け丼。」の動画です。6月18日時点で19万回再生を突破。

 安く売っていたキメジマグロ(キハダマグロの幼魚)を血抜きしていくのですが、その方法が背大動脈カニュレーション。ちょうど良い10Fr(フレンチ)の太さのバルーンカテーテルを、ウェイトライナー開創器でえら蓋を開きつつ、丁寧に中を切開しながら目的の背大動脈に挿入していく光景が流れます。あまりにも見た目が手術です。

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開創器で開いてえらを切り落としていく様子
バルーンカテーテル(10Fr)の登場シーン

 しかしやっている本人はいたって真面目で、魚の部位・血管やひとつひとつの工程の意味をしっかりと口頭で説明しながら、カニュレーションによる血抜きと味付けを行っていきます。日々の料理で役立つかはわからないけれど、すごい勉強になる……。

 味付けでは、血抜きに使ったカテーテルをそのまま使い、懽流(かんりゅう)液の代わりに醤油&昆布椎茸つゆを流し込んでいます。途中で動脈球を鉗子でクランプ(締める)して内圧を高めることで、より味をしみこみやすくする工夫も。

 なお、調理中の投稿主さんは、味付け中に内臓が飛び出てくると、ビックリしてドン引きしながら「キモい……」とつぶやく姿も。どういうことだよ。

こちらがカニュレーションによる血抜き風景。ポンピングで圧をかけている様子
信じられるか、これ味付け風景なんだぜ……(そして飛び出てきた内臓にビックリしている投稿主さん)

 そうして完成したマグロ漬け丼は、「ちゃんと味ついてる。うまい」とのこと。使用した魚の鮮度や大きさの問題で味の濃さにムラがあったようですが、おいしそうに食べており成功したようです。いろんな意味で味が気になる……!

 Twitter上では「すごい」「ガチ勢すぎる」と料理風景に驚く声や、「血流的に体を巡った醤油がどんな染み方したのか気になりすぎて食ってみたい」「毛細血管レベルの味付け…やってみたい…」と興味が湧く人までさまざまな声が。

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 また動画のコメント欄では「私もいち医療従事者だけどそういった観点からみても超楽しくてよかったです!」「職場で大動脈バルーンパンピング(IABP)や持続的血液濾過透析(CHDF)を回してる時の気分になりました笑」といった声が届いています。もはや料理動画のコメント欄じゃない。

ここまで魚にこだわっておいて、白米はまさかのパックご飯
できあがったマグロ漬け丼。食べてみたいかも

 「ぱぱちぇるの血抜き味付けチャンネル」さんは他にも、味付けに粉わさびを使用した「刺身にわさびをつける手間を省くために1000倍手間をかけてみた。」動画などが人気を集めています。

 ちなみに投稿主のぱぱちぇるさんは、YouTubeチャンネル「狂気の釣り人・料理人」さんの“弟子”とのこと。また“一般歯科医”であり、チャンネル初期には歯科関連の動画(※一部閲覧注意)も公開されています。

画像提供:YouTubeチャンネル「ぱぱちぇるの血抜き味付けチャンネル」さん

 

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