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群馬県伊勢崎市で40度超 6月とは思えない危険な暑さ できる限りの熱中症対策を

群馬県伊勢崎市で最高気温が40.1度を観測。今年全国で初めて40度を超える暑さになりました。

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40度を超える危険な暑さ

 きょう25日(土)午後2時前、群馬県伊勢崎市で最高気温が40.1度を観測しました。今年全国で初めて40度を超える暑さになりました。

 伊勢崎市では、2020年8月11日に40.5度を記録して以来、40度を超えるのは2年ぶりです。観測史上2番目に高い最高気温を記録しました。

 これまでの6月の国内歴代1位の最高気温は39.8度(埼玉県熊谷市:2011年6月24日)で、11年ぶりに6月の歴代最高気温を更新しました。

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 関東各地では6月とは思えない危険な暑さとなっています。熱中症に厳重に警戒し、できる限りの熱中症対策を行ってください。

この先も猛烈な暑さ 熱中症に厳重警戒

 あす26日(日)も関東地方は、強い日差しが照り付けて、厳しい暑さになるでしょう。

 関東の内陸部を中心に最高気温が35度以上の猛暑日となり、熊谷市は38度、前橋市は37度などと、体温並みの暑さが続く所がありそうです。

 27日(月)も、気温の高い状態が続くでしょう。

 特に、週末暑さを避けて過ごされていた方は、月曜日に屋外で過ごされる場合など熱中症にかかるリスクが高まります。

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 屋外での活動などは、無理をせず、意識的に水分補給を行うなど、なるべく暑さを避けるようにしてお過ごしください。

 28日(火)、29日(水)は雨や曇りの天気となるものの、気温は下がりにくいでしょう。

 30日(木)から、太平洋高気圧がこれまでより一段と強まる見込みです。

 各地で体に堪える暑さになりそうです。夜の気温が25度以上の熱帯夜が増えるなど、日中だけでなく、夜間も気温が高い日が続く見込みです。

 就寝前にも水分補給を行ったり、就寝時にもエアコンを使用するなど、時間帯を問わず、熱中症に十分に気を付けてお過ごしください。

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熱中症を引き起こす条件

 熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。

 1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。

 2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。

 3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。

熱中症の応急処置

 熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

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 まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。

衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。

 水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。

 ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

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