今年、関東甲信地方で初めての「熱中症警戒アラート」発表
6月25日(土)、茨城県・埼玉県に「熱中症警戒アラート」が発表されました。関東甲信地方で、「熱中症警戒アラート」が発表されるのは、今年初めてです。他にも、鳥取県・大分県・鹿児島県奄美地方・沖縄本島地方・八重山地方に「熱中症警戒アラート」が発表されています。
熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測されますので、外出はなるべく避けて、室内をエアコン等で涼しい環境にして過ごすようにしてください。
熱中症警戒アラートが発表されていない地域でも、厳しい暑さが予想されますので、万全の熱中症対策が必要です。
熱中症警戒アラートとは
熱中症警戒アラートは、熱中症を予防することを目的に、環境省と気象庁が共同で発表して、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。
熱中症警戒アラートを発表する基準は「暑さ指数(WBGT)」です。暑さ指数は「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます)」を取り入れた、暑さの厳しさを表す指標です。
この暑さ指数が、全国を58に分けた府県予報区等のどこかの地点で、「33」以上と予想した場合、熱中症警戒アラートが発表されます。熱中症警戒アラートが発表された所では、日頃から実施している熱中症対策を、普段以上に徹底することを心がけてください。
熱中症警戒アラートが発表されたら
熱中症警戒アラートが発表されたら、いつも以上に熱中症予防のために、積極的にとるべき行動があります。主なものは次の5つです。
?外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
?屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、外での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
?普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。屋外で、人と十分な距離を確保できる場合は、適宜マスクをはずしましょう。
?熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
?暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。
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