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朝倉海、右手負傷で2日後の「RIZIN」メイン戦を欠場 “ぐちゃぐちゃ”状態の患部に「選手生命が終わってしまう可能性」(1/2 ページ)

手術は7月を予定。

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 格闘技イベント「RIZIN」で活躍する、プロ総合格闘家の朝倉海さんが6月30日にYouTubeを更新。右手の大けがが原因で、2日後に迫った格闘技イベント「RIZIN.36」を欠場すると報告しています。

 朝倉さんは2021年12月31日に行われた「RIZIN.33」で、瀧澤謙太さんと対戦した際に右腕を骨折。2022年1月5日に投稿したYouTube動画では、全治2~3カ月ほどのけがだったとし、手術はせずにギプス固定で対応すると語っていました。

右腕負傷となった「RIZIN」瀧澤戦
負傷して腫れ上がった右手(左)

 朝倉さんは2022年4月、米ラスベガスで1カ月に及ぶ“武者修行”を行い、「修斗」世界フェザー級王者のSASUKEさんとスパーリングしたり、現地にあるジムをレポートしたりしており、滞在中の5月頭には韓国人選手のヤン・ジヨンを相手とした復帰戦も新たに組まれたことを報告。

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 7月の試合に向けて鍛錬する中、朝倉さんは6月30日に投稿した動画で、突然の欠場を発表するとともにファンや関係者に頭を下げて陳謝。苦渋の表情での事情説明によると、2週間ほど前の練習で右手を再び痛め、診察した医師からは「選手生命が終わってしまう可能性がある」と、要手術の状態だと告げられたそうです。


右手の包帯が痛々しい(画像はYouTubeから)

 朝倉さんが治ったものと判断していた右手は、実際には骨の形が“ぐちゃぐちゃ”で、靱帯(じんたい)や関節の神経を圧迫していたとのこと。適切な治療を行わない限り格闘技はおろか、手が動かなくなる状態にまで追い込まれるといいます。

 右手がままならない状態だったことを知らされた朝倉さん。7月の対戦が自身の復帰戦にあたる他、「今までもけがをしながら試合に出ることは何度かあった」「格闘家として万全の状態で臨める選手の方が少ない」という考えも手伝って、痛み止めの注射や麻酔を打ってリングに上がるつもりだったそうですが、「RIZIN」関係者らに止められて出場を断念したとのことです。

 復帰に向けて調整を積み重ねてきただけに、「頭が真っ白になりました」と当時の多大なショックを回想。昇侍さんが代理としてヤンと対戦してくれることを明かし、直前にもかかわらず試合をのんでくれた2選手に感謝をささげるとともに、「腐らずに絶対けがを乗り越えて、必ず万全の状態でリングに戻ることを約束します」と視聴者に誓いを立てていました。なお、手術は7月第2週予定だそうです。


代理となった昇侍さんとヤン・ジヨン(画像は「RIZIN」公式Instagramから)
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