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カラスに襲われたフクロウを保護→リハビリ施設へ送り出すまでの20日間 保護主の深い愛情と切ない別れに感動

幸せになりますように。

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 TikTokにカラスに襲われていたフクロウのヒナを保護し、お別れするまでのストーリーが投稿されました。投稿は大きな反響を呼び、再生数は98万回を超え、7万件以上のいいねを獲得しています(記事執筆時点)。

 2022年5月8日、近所の山を訪れて登山を楽しんでいた投稿主さんカップル。2人が下山ルートに差し掛かったとき、何やらカラスが20羽ほど集まっている場所を見つけました。何事かと思って見てみるとそこには羽が曲がり、ケガをしているフクロウのヒナがいたのです。


カラスに襲われていたファン太くん

 投稿主さんカップルはどうするべきか悩んだものの、その場で複数の動物病院に電話・相談してヒナを保護することに。そして尋ねた動物病院でヒナは肋骨を骨折していること、再び飛べる可能性は高いこと、しかし1カ月以内に飛べるようになって人の手を離れることができなければ野生に戻るのは難しいことが明らかになります。

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 この事実を知った投稿主さんたちは1カ月を期限に、「ファン太」と名付けたヒナの保護をすることに決めたのです。


保護直後のファン太くん

洗濯カゴがお気に入り?

 その後も投稿主さんたちは保護と並行して傷病鳥獣の保護に関して調べ、一時的な保護であっても役場の方に連絡が必要だと知り、報告と相談をすることに。そしてそのままファン太くんを保護し続けることはできないことを改めて知り、紹介を受けた傷病鳥獣のリハビリ施設への引き渡しを決めたのでした。

 お別れは寂しいものですが、ファン太くんはもともと野生で暮らしていた命。いつかファン太くんのケガが完治して無事に野生に戻り、元気よく大空を飛び回れる事を願いたいですね。


たくましく成長していくファン太くん

 なお日本にもフクロウをはじめとした多くの野生動物が生息していますが、野生動物は「食べる」「食べられる」というつながりの中で生きています。そのためかわいそうに思えますが、基本的にはケガをした動物を見つけても、そっとしておく方がよいとされています。また動物を保護する際は「保護目的の捕獲であっても管轄の都道府県に相談・報告する必要がある」ことを覚えておくと、万一のときに役立つかもしれません。

 投稿主さんはTikTok(@funta0508)とInstagram(@funta0508)、YouTubeチャンネル「ファン太の日常」に、ファン太くんと一緒に暮らした日々の思い出を投稿しています。なおファン太くんロスを癒やすために遊びに行ったフクロウカフェで、ファン太くんそっくりのフクロウさんに出会い7月1日にお迎えすることに。今後は新しく家族になったフクロウさんの様子も投稿されるそうなので、フクロウ好きさんは遊びに行ってみると良いかもしれません。

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ファン太くんと過ごした日々の思い出

画像提供:フクロウのファン太(@funta0508)さん

三日月 影狼

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