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未来人を称する「南海トラフ巨大地震」“予言”が不安広げる 気象庁「日時と場所を特定した地震予知情報はデマ」(1/2 ページ)

Twitterでは「南海トラフ」がトレンド入りするなど、混乱を広げています。

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 本日「7月4日に南海トラフ巨大地震」が起こる――。SNS上での数年前の“予言”をきっかけに、不安の声が広がっています。気象庁は「一般に、日時と場所を特定した地震を予知する情報はデマと考えられます」としています。

 発端となったのは2019年6月の「2045年から来ました」と称するユーザーによるTwitterでの投稿。ユーザーは「2019年現在まだ南海トラフ地震が起きてませんが、2022年7月4日に南海トラフがやって(き)ます」とツイートし、当時波紋を広げました(※)。

※現在、該当アカウントは凍結されています。一部、誤字は編集部で補いました

 2022年7月3日から7月4日にかけて、Twitterでは「南海トラフ」がトレンド入りするなど、再び混乱を招いています。“予言”はデマであると認識しているユーザーが多いものの、なかには「ウソなのは分かってるけどちょっと怖い」など恐怖を感じている声、家族など身近な人物が投稿を信じているという書き込みもあり、影響の大きさがうかがえます。

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編集部で2022年7月3日の22時10分頃にスクショしたもの

 気象庁は公式サイトの「よくある質問集(地震予知について)」のなかで、「地震の予知はできますか? ○月×日に□□地方で大きな地震があると聞きましたが、どうでしょうか?」という質問に対して、「一般に、日時と場所を特定した地震を予知する情報はデマと考えられます」と回答しています。

 一方で、気象庁は同サイトで「お聞きになった情報で心配される必要はありませんが、日本は地震国であり、地震が起こらない場所はないと言っても過言ではありません。日ごろから地震に対する備えをお願いいたします」と呼びかけています。なお、災害対策については気象庁の公式サイトなどを参照してください。

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