やべぇ黒さだ 漆黒の塗料「真・黒色無双」で塗装した真っ黒すぎるポルシェが日本で誕生(1/2 ページ)
脳がバグってきた。
“世界一黒い”といわれる水性塗料「真・黒色無双」で塗装したポルシェ911が誕生し、実際に愛知県の公道を走行する様子が公開され話題になっています。これは脳がバグりそう……!
真っ黒なポルシェは、岐阜県岐阜市のカスタムショップ「ピットワン」を運営する極東と、真・黒色無双を開発した光陽オリエントジャパンのコラボ企画で制作したもの。
真・黒色無双は、可視光域吸収率99.4%を誇る世界一黒いとする水性アクリル塗料です。エアブラシで塗装すると粉状の光吸収層を形成し、光を塗膜内部に閉じ込めることで異様なまでに黒い外観を得られます。通常は模型や工作向けですが、これを実車に塗装してしまったのがピットワンです。
真っ黒な車といえば、BMWが2019年にフランクフルトモーターショーで公開した「ベンタブラック(Vantablack VBx2)」塗装の「BMW X6」が有名です(関連記事)。ベンタブラックのBMW X6の全反射率は1%だったのに対し、真・黒色無双で塗装したポルシェ911の全反射率は0.6%となることから「世界一黒いポルシェ911」だとしています。
真・黒色無双で塗装したポルシェ911の仕上がりを見ると、照り返しのない真っ黒なボディーがやや不気味で、エンブレムやヘッドライト部分だけが浮き上がっているように見えます。周囲が暗くなると影のようになってしまい認識しにくくなることから、ピットワンは事前に警察と陸運局に確認した上で公道走行と撮影を行ったようです。
“世界一黒いポルシェ911”は2022年7月31日までピットワン(岐阜県岐阜市柳津町栄町100)で展示しています。
(大泉勝彦)
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