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20年前のGBAソフト「どうぶつ島のチョビぐるみ」を今でも攻略していた人にまさかの奇跡 「最後の鍵」はずっと身近にあったドラマみたいな本当の話(1/3 ページ)

神のお導きとしか言いようがない。

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 19年前からどうしても解けないゲームの謎が、夫が偶然持っていた“あるアイテム”のおかげで攻略できた――。奇跡的なエピソードがTwitterで注目を集めています。編集部は話題の主、らげしば(@293szsn)さんに詳細を聞きました。

奇跡的なドラマを生んだ「どうぶつ島のチョビぐるみ」

 らげしばさんを悩ませていたのは、2003年にロケットカンパニーが発売したゲームボーイアドバンス(GBA)用ソフト「どうぶつ島のチョビぐるみ」。『なかよし』に掲載されていた同名漫画が原作です。手帳に友だちや有名人などのプロフィールを入力すると、それに応じて「チョビぐるみ」が登場。彼らを大勢招いて島での生活を楽しむコミュニケーションゲームです。

 らげしばさんは子どものころから遊んでいましたが、チョビぐるみには特殊な条件で登場するものもあり、発売から10年以上遊び続けても、全部はなかなかそろいません。その後攻略ブログを立ち上げたところ、協力してくれる人も現れて、チョビぐるみはコンプリートに近づいていきましたが、最後の1つ「ニジのおうじさま」の出現条件は長らく判明しないままでした。

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 しかし、同作の開発に携わっていたHikaru Horiuchi(@Horivish)さんのSNSアカウントを、協力者が発見してコンタクトをとったことから事態は急転。思い入れのあった作品のファンからお願いされたとあって、Horiuchiさんも開発当時の関係者に呼びかけるなど尽力してくれたのです。

 そしてHoriuchiさんのおかげで、とうとう「ニジのおうじさま」に関する有力な情報が判明。それは「GBA2台を通信ケーブルで接続し、それぞれ『どうぶつ島のチョビぐるみ』と、ロケットカンパニーが同年に発売した『ガチャステダイナデバイス2』を起動して通信する」というものでした。確かに当時GBAではこうした通信ケーブルを使ったお遊び要素がしばしばありましたが、これは自力で気付くには難易度が高すぎる……!

 ともかく、あとは実際に「ガチャステダイナデバイス2」を手に入れ、情報が本当かどうかを検証するだけ。らげしばさんはさっそく、中古ショップでソフトを捜索……しようとしたそのとき、まさかのドラマが発生しました。夫のてぃがががさんが、急に「ガチャステダイナデバイス2持ってるよ俺」とツイートしたのです(現在はバズりすぎたせいか鍵垢に)。攻略の鍵は青い鳥のごとく、身近な場所にずっといた……!?

 夫が学生時代にワゴンセールで入手していたという“鍵”を自宅から発見し、らげしばさんは大興奮。2本のソフトを連携したところ、Horiuchiさんの情報は事実と判明――つまり、長年追い求めていた「ニジのおうじさま」が、とうとうどうぶつ島に姿を現したのです。

ガチャステダイナデバイス2を起動すると、メニューに「チョビぐるみとつうしん」の文字が……!
どうぶつ島のチョビぐるみ側でも、通信メニューの不自然に空いた1枠を選ぶ必要があるという
双方で名刺交換をしたら、ニジのおうじさまがやって来た!

 長年研究していたゲームを解く鍵を、夫が結婚前から持っていたというよもやの展開。一連の投稿は、「とんでもねー奇跡を見た」「これは運命の赤い糸」「夫こそ本物のおうじさまだったんだ……」と大きな反響を呼びました。

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 編集部は念願を果たしたらげしばさんと、てぃがががさんに詳しい話を聞きました。

協力・画像提供:らげしば(@293szsnどうぶつ島のチョビぐるみ攻略ブログ)さん

 

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