セキュリティ人材を求める企業から送られた求人票が“ウイルス付き”　専門家が受け取った「ある意味最高のノベルティ」のお話（1/2 ページ）

　日常のまさかな出来事をつぶやいたツイートを、イラストとともにご紹介する企画「そんなことある？」。今回は専門家を興奮させた「会社から届いたノベルティ」のお話です。

一番ホットなノベルティ

IT人材難の昨今、様々な企業様から求人票が研究室に直接届くのですが、その際ちょっとしたノベルティをつけてくれる企業様もおります。ボールペンやカレンダーなど。そんな中、先日、コンピュータウィルス入りの求人ファイルを頂き、セキュリティ研究室としては感無量。

（齋藤孝道さんのツイートより）

　「明治大学理工学部情報科学科・情報セキュリティ研究室」の担当教員である、齋藤孝道（@saitolab_org）さんのお話。研究室にはIT系企業からの求人票が直接届くそうで、文房具などノベルティを一緒に送ってくれる企業もあるそうです。そんな中でも特に感動したのは、「コンピュータウイルス入りの求人ファイル」で、それを見た齋藤さんは「セキュリティ研究室としては感無量」と感じたとのこと。

　求人概要によるとその会社は「セキュリティ人材の獲得に力を入れたい」とのことでしたが……ウイルス付きの求人票を送付するという緊急性を感じずにはいられない意気込み。あまりの展開に「実在する会社なのだろうか」と興味を持った齋藤さんが、その会社のサイトを確認してみたところ、「Webサイトの各ページにさまざまなウイルスが仕込まれている」というありさまで、さらなる感激をおぼえたそうです。

　このツイートには「セキュリティ研究室としてはまさに“生きた教材”ですね」「試されている？」「その会社が、今すぐにでも即戦力の人材を欲していることは分かりました」など、セキュリティに対するさまざまな意見が寄せられています。

記事：たけしな竜美（@t23_tksn）

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