何年も鎖につながれていたシニア犬を保護→新しいお家へ! 人間を信じ続ける優しい姿に感動【フィンランド】(1/2 ページ)
終始フレンドリーなワンコがかわいい。
何年も鎖につながれたままだったシニア犬を保護。人間を信じ続ける優しいシニア犬の様子がフィンランドで撮影され、YouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で34万6000回再生を突破。「何年もつながれたまま? 私だったら希望を捨てていたかも……」や「シニア犬が救われてとてもうれしい」などのコメントが寄せられました。
ギリシャ・クレタ島にある「Takis Shelter」が、誰もいない場所に何年もつながれて鳴いていたシニア犬を救助。のちに「Mumia」(ムミア)と名付けられたシニア犬は、救助した当初から非常にフレンドリーで、鎖から解放されてうれしそうに尻尾を振る姿を見せました。
そんなムミアを家族として迎え入れたのは、フィンランド在住のMinttu(ミンットゥ)さん。家族でギリシャを訪れたときにムミアに出会いました。ミンットゥさんはムミアを見て、「虹の橋を渡った先住犬を思い出した」と言います。ムミアと先住犬がよく似ていたからです。そのためミンットゥさんはムミアを引き取ることを決意。
ギリシャからフィンランドまでは飛行機で移動しなければいけませんでしたが、ムミアは到着した空港で非常に落ち着いた様子だったそうです。何年も鎖につながれていたのに、新しい場所への恐怖心がないのはすごいことですね。
ミンットゥさんは「ムミアは家に帰ることを理解していたのだと思う」と振り返ります。車の中から外の世界を一生懸命眺めるムミアの姿は、今まで見られなかった全ての景色を見ようとしているかのようです。
ムミアはこれまでお風呂に入ったこともなかったけれど、ミンットゥさんたちのお世話を嫌がることなく、全て快く受け入れていたそうです。そうして過ごしているうちに、ムミアは“普通の犬の暮らし”を学んでいきました。
また、ムミアはミンットゥさんの子どもたちと遊ぶのも大好きで、子どもたちもムミアにたっぷりの愛情をもって接しました。
ミンットゥさんはムミアとの暮らしのなかで「シニア犬に新しい機会を与える大切さ」を学び、「Takis Shelter」に戻ってシニア犬「Max」(マックス)も新たな家族として迎え入れました。ミンットゥさんは「マックスはムミアの彼氏みたい」「まるで愛らしい老夫婦が一緒にいるようだ」と言います。「ここからムミア自身のラブストーリーが始まるのだと思うと、とても楽しみ」とも。
人間を信じ続けるムミアと、第二の人生を歩み始めたマックス。2匹は現在もミンットゥさん家族とともにフィンランドで幸せいっぱいの生活を送っています。
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