「ほとんどの説明が間違えてる」 インプレスが販売終了した『いちばんやさしいWeb3の教本』 著者「私の至らなさが原因」と釈明(1/2 ページ)
内容の正確性について批判が寄せられていました。
書籍『いちばんやさしいWeb3の教本 人気講師が教えるNFT、DAO、DeFiが織りなす新世界』について、著書でtechtec代表取締役の田上智裕さんがSNS上で謝罪しました。同書は内容の正確性について批判が寄せられており、インプレスは7月25日に一部無料公開の取りやめ、販売終了と回収を発表しています(関連記事)。
田上氏はTwitterで「多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。連日ご案内の通り、本書の販売を終了および返品受付を実施させていただくこととなりました」とコメント。
続けて、「何か自分にできることはないかと長らくこの業界で活動してきましたが、結果的に今回このような騒動を招いてしまい大変申し訳ありませんでした。ひとえに、私の至らなさが原因です。また応援していただける取り組みができるように、改めて一から勉強し直します」としています。
『いちばんやさしいWeb3の教本』は、7月20日に発売した暗号資産、NFT、メタバースなど「Web3(ウェブスリー)」について解説した書籍。発売当初から「ほとんどの説明が間違えてるのでマジで頭がクラクラする」「多少でも知識ある人であれば看過できないレベルの内容」などの批判がSNS上で多数投稿され、問題視されていました。
インプレスは7月25日、著者に指摘のあった箇所を確認し、改訂原稿の作成を依頼し、外部有識者に改訂原稿の内容確認を依頼する方法で検証、精査したと説明。その結果、「ご意見いただいた誤りやわかりづらい表現箇所を修正・反映しての本書の販売継続は難しいと判断し、本書の販売を終了させていただくことといたしました」と述べています。
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