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「花にぶら下がるうどん」「コップに謎の草」 家族の誰も由来を知らないお盆の謎儀式がネットで話題→多数の情報集まるも未だ謎(1/2 ページ)

解明に至らないまでも、数々の情報を手がかりに推定するのは楽しい。

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 群馬県のある家庭で行われている、独特なお盆の儀式が謎すぎると話題です。ご先祖様に生米と謎の草を供えて、花に平打ちのうどんを飾る……???

お供えは、おはぎとお茶と謎の草……?
お供えの花には、なぜか平打ちの太いうどんが引っかけられている

 話題の儀式は、Twitterユーザーのけんけん(@kenken_ikimonoy)さんの祖母宅で行われているもの。おはぎやお茶、精霊馬といったお供え物と一緒に、生米と謎の草と水の入ったコップが並び、突き抜けた存在感を漂わせています。

 そしてかたわらの仏花には、どっしりと居座る平打ちの生うどん。花の上からだらりとぶら下がり、これもまた強烈なインパクトを放っています。

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 この儀式は毎年恒例である以上、何かしらの意味があって行われているはずです。しかし、けんけんさんの祖母もこの家に嫁いでから初めて儀式を知ったそうで、詳細は何も知らないのだそうです。

 現在、他に詳しい親戚もおらず、儀式の由来はまったく不明のまま終わるところでしたが、けんけんさんがツイートで紹介したことで、事態は一変。「うちでもうどんを飾っている」「福島ではそうめんを飾る風習がある」など、関連する情報が続々と寄せられたのです。

 例えば、けんけんさんが「ナゾノクサ」と表した植物は、「メドハギ」というハギ属の雑草。沖縄ではこれでハシを作って供える風習があるのだそうです。うどんについても、「精霊馬の手綱に見立てた飾りとして供える地域がある」「ご先祖様が帰るとき、お供えをかつぐしょいこの肩ひもを表している」といった手がかりが寄せられています。

 もっとも、寄せられた情報には地域の異なる風習も多く、儀式の由来は未だに謎のまま。それでもおぼろげながら正体が見えるようにも思えて、興味深いところです。

けんけんさんは、個別にお盆飾りにまつわるアンケートも実施しています

画像提供:けんけん(@kenken_ikimonoy)さん

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