「再現度高すぎ」「高尚過ぎるごっこ遊び」 美大生の川遊びで始まった「オフィーリアごっこ」のクオリティに8万超いいね(1/2 ページ)
すてきな夏の思い出だ。
美術が好きな友人たちで川に遊びに行ったら、唐突にある絵画を再現する遊びが始まって……。そんな美しく楽しそうな夏の思い出を捉えた写真がTwitterに投稿され、8月22日現在8万1000件を超える“いいね”が集まっています。
投稿者は、多摩美術大学で油画を学ぶ梨来(@iridescent2000)さん。「美術好きな友達たちと川遊びしてたらガチのオフィーリアごっこはじまって最高だった」というコメントと共に投稿された写真には、川の浅瀬で横たわる女性の姿が写っています。
「オフィーリア」は、1850年代にジョン・エヴァレット・ミレーが描いた絵画のことで、シェークスピアの戯曲「ハムレット」に登場する同名の人物が描かれています。水につかったロングドレスと、オフィーリアの周りを彩る花、そして緑の色彩が印象的な1枚は、教科書などで目にしたことがある人も少なくないのではないでしょうか。
梨来さんたちが再現した「オフィーリアごっこ」の写真を見ると、女性の周りに生えている草や地形が本物の「オフィーリア」とよく似通っていることがわかります。足元まであるドレスや、水に浮かぶ花々の色も、元の絵の持つ雰囲気をしっかりと演出しています。さらに女性の手の位置や少し口を開いた表情も完璧。さすが、美術好きのみなさんの遊びだ……!
ちなみに、女性が浮いているように見えるのは、浅めのところに石を盛り、あとは「頑張って」再現したのだとか。花のバランスを調整する人の姿もなんだか真剣に見え、大人ならではの「ガチの遊び」感が伝わってきますね。
この投稿には、「再現度高すぎです」「高尚過ぎるごっこ遊び」「むしろ絵のモデルだったんじゃないか!?と思うほどのクオリティですね」といった驚きのコメントが。また、すてきな夏休みの思い出に「最高の友達ですね!」といった声も集まっていました。
なお、ハムレットに登場するオフィーリアは、ミレーが描いた「涙の川」に落ちて歌を口ずさむシーンのあと、水に濡れた服が重りになり溺れて死んでしまいます。川などの水辺は、美しい反面、思わぬ危険がひそんでいるため、「オフィーリアごっこ」に挑戦する際は十分に注意しましょう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.