「企画力弱すぎ」 ラーメン店のYouTube動画「ヤクルト飲んだだけ」が話題 → 再生回数が5000倍超に 副音声さん「驚きしかなかった」（1/2 ページ）

　「あまりにも企画力弱すぎて吹いた」――。とあるラーメン店のYouTube動画を常連客がTwitterで紹介したところ一気に人気となり、再生数は36回から18万回超、チャンネル登録者は190人から8000人超に急増しました。動画のタイトルは「ヤクルト飲んだだけ」。いったいどうしてこんなにゆるい企画が生まれたのか、話を聞いてみました。

　話題となったのは京都にあるラーメン店「麺家 あくた川（@Akutagawa_CD）」さん。チャンネル名は「あくた川ラーメンニキ」です。

　「ヤクルト飲んだだけ」は、店長の“しゅうちゃん”が、ヤクルト1000（Y1000）を飲んで食レポをするだけの動画です。ですが、さすがラーメン店。「最初にガツンと甘みが来て、それからさわやかな乳酸菌の独特な感じが来ます」など、プロの観察力が光ります。

　特徴的なのは、謎の“副音声”が付いていること。「誰がこれを見たいんでしょうかね」「前の動画と違って、よくしゃべりますね」など、冷静なツッコミが入ります。このスタイルがいい味を出しており、コメント欄には「喋ってるところに更に声重ねるとかいう一風変わった編集まじでおもろい」という声も。

「話題になったのは本当に想定外だった」

　なぜ、このような企画が生まれたのか、副音声さんに話を聞きました。副音声さんにとって、“しゅうちゃん”は元修業先の上司だそうです。

――活動を始めた理由を教えてください。

副音声さん：本業はラーメン屋なので、営業に差し支えないぐらいゆるく何か発信してみようと、安易な思い付きで始めました。

――「ヤクルト飲んだだけ」「黒酢飲んでるだけ」とシンプルな内容ですが、企画のアイデアはどうやって考えていますか。

副音声さん：いつものしゅうちゃんとのカラミを、そのまま載せてみようと何となく思いついただけです。しゅうちゃんが動画送ってきてくれて、それにアフレコしています。

――Twitterで話題になって、どう感じましたか？

副音声さん：Twitterで話題になったのは本当に想定外でした。驚きしかなかったです。でも、この動画を見てくれて、少しでも面白いと求めてくれる方がいらっしゃるのであれば、肩に力を入れず、ゆるくやっていこうかなと思います。

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　8月24日現在、あくた川ラーメンニキにはヤクルトを飲むだけの動画に続けて「黒酢飲んでるだけ」という動画も投稿されており、全5本の動画が公開されています。シンプルながらも楽しい内容で、あくた川ラーメンニキの魅力にぐいぐい引き寄せられます。

　

画像提供：麺家 あくた川さん

（高橋ホイコ）